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『たまこまーけっと』03.「クールなあの子にあっちっち」

 原作未読…と思えばアニメオリジナル企画か。
 今期の京アニ枠。

 ブランドの名に恥じず、高いレベルの作画や演出により、心地良い空気感を醸し出している。
…というか、今のところ空気感しか無いというべきか。
 ズシリと込められた画面内情報量に比べ、語られるストーリーの情報は少なく、こんな理解に留めていて良いのかどうか、何か大きなメッセージを見落としているのではないかと不安になってしまうぐらい。
 『けいおん!』であれば、最初から、音楽にかけた(音楽も含めた)少女達の日常を描くことがハッキリしていたため、受け取り方に迷う必要はなかったけれど、今作の場合、不可思議な鳥デラ・モチマッヅィの存在とその目的、という異質なモノが入り込んでいるからなあ。

 普通なら「平然と日本語で喋る異様な鳥が周囲に受け入れられるまで」を、時間を費やして描きそう。
しかし、鳥は特別なイベントを経ず普通に馴染んでおり、目的を果たそうとする行動が事件を巻き起こす…という程でもなく、「変な鳥も居る、少女達と商店街の日常」が繰り広げられている。
 それはそれで面白くできており、今回のメガネ少女・史織など、どうやったらこんな風に育つのかと思わせるぐらい可愛い描写が成され、ギュッと心を掴まれるのだが。
 藤子・F・不二雄先生的なドラマの作り方かな。
王子の結婚相手を云々、という意味では『チンプイ』とか。
今までのところ、この作品の方が闖入者の存在はずっと軽い扱いだけど。

 今後、鳥の負った使命がドラマに大きな影響を与えるのか、日常に呑み込まれる形で、さしたる事件も起こさず終わるのか。
 「たまや」の餅をちょっと食べてみたいなあ、と思わせる丁寧な世界の描き方。
これだけでも十分に作品を見続けさせる力がある。
 先の展開を(あるいは、展開しない面白さを)楽しみにしたい。
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