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『銀の匙』01.「エゾノーへ、ようこそ」

 原作は、連載で既読。
 『鋼の錬金術師』作者が、「ガンガン」ではなく「週刊サンデー」に雑誌を変えて連載、というところから話題の作品だった。
 農業テーマなら、同作者のエッセイ漫画『百姓貴族』で非常に面白く描かれている。
「農業の楽しさと厳しさ、取り巻く現状」についてはコチラの方が凝縮されており高濃度で、これ以上描くことあるのかなあ?と思っていたが…

 失意も希望も弱さも逞しさも込めた青春群像が展開され、「農業に携わる人々の気持ち」がとても丁寧に語られていて、グググッと引き付けられる。
 特に、「農家にとって牛や豚や鶏はどういう存在なのか。ペットのような愛情があるのか、単に『いずれ金銭へと換える対象』なのか」、個人的にまるで理解が及ばなかったことについて、少し分からせて(こういうことかなあと感じさせて)くれたのが印象深い。
 主人公の前には人や困難が立ち塞がるけれど、戦って倒す・乗り越える…というより、「それは本当に『敵』なの?ほんの少し頑なな自分を変え、少しだけ視 点を移してみると、実はぶつかる必要さえないものかも知れないよ」とでも言うように描かれており、途方に暮れることの多い(自分のような)人間には、示唆 に富んだ内容ともなる。

 アニメ。
 作画・キャスティングは悪くない。
 原作も、特に最初は淡々と始まっており、こういう描き方にならざるを得ない所も分かるけど…
作り手の「今回はここを見て欲しい」「ここは面白いでしょ?」が伝わり辛い作りで、アニメにより初めて内容を知る視聴者にはともかく、原作既読者を見続けさせるには弱く感じてしまう。
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