オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』

 カーク船長時代の『スター・トレック』シリーズ第一作をリメイクする劇場版、二作目。
 『スター・トレック』サーガは知的なイメージで売っている。
でも劇場版となればスクリーンに映えさせるべくスケールアップし、派手にして多少はドンパチもせねばならず、その違和感と不慣れさばかり感じさせるバトルシーンのたどたどしさで、これまでほとんどの映画は余り評価できない内容になっていた。
 それを払拭したのが監督J・J・エイブラムス。
前作で「カークもスポックも若返らせたから、バカでもいいじゃーん」ということなのかどうなのか、考え込まずバタバタ慌ただしく走り回って力業で事件を解決してしまう、スピード感のある作品に作り替えてしまった。

 その勢いは今作でも健在。
 パワーに溢れていて、見る者はグイグイと画面に引っ張っていかれ、気が付くと終わっている。
 この設定ナニ(特に新型魚雷)?どうしてこんなことしてるの?投げっぱなしのアレは結局どうなった?疑問点は山ほどあるんだけど、まあ意図して「知的イメージ」を捨てた新シリーズだし、思い返せばこれ以前の映画でも結構不自然なところはあったか。
 カークとスポックの友情がクローズアップされており、旧来のファンには嬉しい。
 他乗組員にもそれぞれ見せ場が用意され、前作よりキャラクターが深化している。
 アクションに継ぐアクション、落ち着きのない画面(とにかくキャラがよく走る)、二転三転するストーリー(予想通りではあるけど)…「若さ」が強く感じられ、楽しい。

 憎しみに憎しみを返す事で、連鎖が止まらなくなる悲劇。
「9.11以降」を感じさせる。
どうせなら関わる全員に、ごく親しい者を殺された怒りが設定されていると分かり易かったかな。
 知識無しでも問題なく見られるけれど、昔からのファンであれば「あっ!」という所が色々に用意されていて、嬉しがらせる。
 三部作として次作でこのシリーズが一段落するなら、エンタープライズを降りるカークに代わり、新たに赴任する艦長が(この世界での、若い)ピカードだった…とか、そういうのも見たいな。
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