オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

『ガッチャマン クラウズ』最終12話.「Collage」

 オリジナル『ガッチャマン』から、かけ離れた内容だった新作、完結。
 説明不足なのか、意図して視聴者の想像・理解に委ねようというのか、CROWDSとは?ベルク・カッツェとは?J.J.とは、パイマンとは、はじめとは何だったのか?疑問が残る。
いや、設定は分かるんだけど、しっくりこないというか納得には届かないというか。

 ラストで、カッツェは、はじめに吸収された?
その決着に至る過程が省略されていて、突然すぎるので、ポカーン。
 友愛・調和・希望を生み出す はじめと対決したカッツェは、計画を台無しにした根本原因である彼女を自分が最も好む「不幸」状態にするべく、体内に潜り込んだが、彼女から主導権を奪う ことはできず、カッツェにとって最悪の牢獄ともいえる はじめの体内に留め置かれ、共に生きることを強要されてしまった…とか、そういう感じ?
「はじめの邪悪なコピー」と化したカッツェだが、当然拒否し、怒りや憎しみを向けてくると思った本物・はじめが全てを受け入れたことで、融合して一人の「はじめ」になってしまった、のかも。
 はじめは、従来型バトルヒロインとは大きく違うキャラクター造形になっているので、「許さない、カッツェ!」と初めての怒りを表明し、殴り合ってパワーで相手を消滅させる…ような「正しい」決着に至らないことは、納得というか必然であろうと思うけど。
 前回、総集編的なパートが長く挿入されたことと、時間が足りないのは関係あるのかなあ。
しっかり描かれたものを見たかった。

 カッツェは、ネット上なんかでよく見る「荒らし・煽り・悪意を吹き込んでくる人間」なのね。
責任感皆無(他者になりすましていたし)で悪行を働くこういう相手は、対決して倒すのがなかなか困難。
本編でも描かれたように、「無視」が最も有効な対抗手段だろうか。
 ネットで考えると、自身で余り動かないJ.J.は、プロバイダーか掲示板等「場」の提供者・責任者、という所かな。
 ガッチャマンは、場を乱す異分子を排除する管理係。
 削除という方法によらず、理解や面白がることで異分子をも受け入れて見せたのが、はじめ。
 CROWDSを規制せず広く持たせたままにする…というのは、米の銃規制問題に寄せて考えると危険な気がするけど、「ネット上の平和はネット参加している全員で維持する」と捉えれば、同意できなくもない。

 よくあるパターンに乗せておらず、パターンをひっくり返した構成ですらない、なかなか難しい内容の作品だったが、上手く裁いて独自の面白味を出すことに成功していたと思う。
 はじめは、12話じゃ収まりきらないぐらい魅力的なキャラクターだったな。
 続編があるなら、はじめが内側から毒を垂れ流すカッツェと対話しつつ、新敵・ゲルサドラやエゴボスラー伯爵と戦う(また戦わない)内容になるのだろうか……もう無いとは思うけど。
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この記事のコメント

私はやっと最終回まで見終わったので。

ベルクカッツェの結末に関して…
はじめは万物をデザインできる可能性を持つ"デザイナーのNOTE"を持っていて、最初の
MESSによる大量失踪事件の際にMESSをノートの力で再構築してコミュニケーション可能に
する事で事件を解決していたので、おそらくカッツェを再構築してあの制服の赤いスカーフ
(それまでは黄色いスカーフでした)なりに変化させたのではないか、という予想も出来るかと。

まぁ理屈はともかく、結局はじめに取り込まれたという感じに見えましたね。
2013-10-09 Wed 17:39 | URL | とおりすがりG #D7C9eBPU[ 編集]
> ベルクカッツェの結末に関して…

 ああ、なるほどー。
 そう考えると、「デザイナーのNOTE」は、使い方次第で最終兵器ともいえる恐ろしいシロモノになりそうですね。

> まぁ理屈はともかく、結局はじめに取り込まれたという感じに見えましたね。

 はじめとベルクカッツェのコンビはなかなか面白いものになりそうで、二人が活躍する第二シーズンを見てみたいです。
2013-10-11 Fri 19:48 | URL | 飛龍 乱 #-[ 編集]

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