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『機動戦士ガンダム00』07.「報われぬ魂」

 ガンダムによる攻略戦は、まあ相変わらずという所。
 大口径火力を持つヴァーチェの使いようと、それに有利なポジションを占めさせるべく他のガンダムで どう敵陣を切り開き、攻撃に移るまでの時間をどうやって守りきるか、辺りが戦術のポイントになりそうなものだけど。
ヴァーチェが、個体としてもバリヤーに近いモノを張る防御力を持ち、捨て身の覚悟で距離を詰めて突っ込んでくる敵が居ないことにより、そんな細かな作戦を立てる必要に迫られない。
 もっと強敵だと思われた、刹那に因縁のある男が、割にアッサリ退場してしまうのも、物足りない理由。

 刹那に、人間らしい(人間味が欠如した過去を起点とする)行動動機が示し始められ、葛藤が生まれることで、主人公…までは到らずとも、キャラクターとして認識できるようになってきた。
 少年時代、宗教的教義に従い、関わりのある人間を自らの手で殺害し、しがらみを断ち切る事で聖戦への参加資格を得た…とか、そういうような重い記憶があるのかな。
そこまで子供を思想的に偏らせてしまう行為に、日本人は余り馴染みが無く、これから刹那がどうしてそういう子供に育っていき、どうして そこから脱却したかを、説得力を持って描けるかどうか、見物。

 戦いの最中にコックピットを開け生身を晒す、なんてのは自殺行為で、作戦全てを壊滅に追い込みかねない愚挙だと思うけど、刹那の行動動機が「ソレスタルビーイングの理想」より「己のトラウマ」に根ざしているとすれば、やむなし。
 敵側も、フェアに体を晒す必要はなく、ガンダムに一撃喰らわして刹那を捉えてから話を聞けば良かったようなものだけど…合理性よりは「面白いから」戦っている、というキャラなら仕方ないのかな。
 他のガンダムマイスター達にも、それぞれソレスタルビーイングに参加した理由がありそうで、食い違う動機と目的による不協和音と和解が、これからの見せ場になりそう。

 ガンダム達は、モビルスーツによる戦争行為には介入できても、生身の人間が起こすテロには対処しようがないはず、と思っていたが、そのテロが「ソレスタルビーイングを追い込む」目的で起こされたのは、意外で、面白い。
 首謀者は どこかのテロリスト達なのか、国家単位の謀略か。
 宇宙ステーションでの救助行動により、「人間性が弱味」と取られてしまったのか、一番悪い方向での対処方法が採られてしまった。
 ここでひるむと次は「ガンダム各機を渡せ」という所にエスカレートしかねず、無視すると市民の怒りがテロリストと同等かそれ以上ソレスタルビーイングに向かう、分のない状況。
 テロへの介入を開始する彼らの、「人間的な」能力値の高さを見せてくれれば、キャラクター的魅力に結びつけやすくなるかなあ。
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レビュー・評価:機動戦士ガンダム00/第7話「報われぬ魂」

品質評価 15 / 萌え評価 42 / 燃え評価 8 / ギャグ評価 13 / シリアス評価 45 / お色気評価 13 / 総合評価 25レビュー数 284 件 第7話「報われぬ魂」のレビューです。

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