オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

『Wake Up, Girls!』01.「静かなる始動」02.「ステージを踏む少女たち」

 アニメオリジナル企画。
 山本寛の新作アニメ、しかもアイドルを(同様のネタが多々ある中)扱う、ということで、期待されていた一本。
歌・踊りといった部分の優れた演出で注目を集めた監督が、その才能を最大限活かせるはずのアイドル物で、どれほどのものを見せてくれるのか。

 ……驚く作画の鈍さ。
ヒロイン達の顔すら一定水準の可愛さをキープできておらず、一部は目を覆う崩れよう。
 第一話で、視聴者を圧倒すべき踊りのシーンでも、よく動いてはいたものの「素晴らしい」と言える作画レベルでなく、うーん。
 監督自身が悲鳴を上げる厳しい制作状況にあるようで、それはもうご同情申し上げるけれど、だから満足して見られる訳じゃなく。

 キャラクターが魅力的であれば、お話が面白ければ、作画は目を瞑って…という事も有り得たろう。
 しかし、突然にドッと出されたアイドルグループのヒロイン達は(作画の弱さもあって)見分けすら付かず、魅力を感じられない。
 お話も、物語以前に結成されていたらしいアイドルグループが社長の資金持ち逃げにより苦境に陥っている、というような所から始める事で、恐ろしく感情移入し辛い。
 不明点は、ここまでの過程を描いた劇場版を見れば分かる、って事らしいけれども、うーん、「テレビを見て面白かったから劇場版もチェックしよう」と思わせてくれればともかく、「楽しんでいないテレビ版に価値を付加するには劇場版を見るべし」と言われて、従えるほど素直なオタクジジイでなく。

 エロ目的だけの男達にステージを見せ、ホステスが如く扱われるシンドイ流れとか、誰に楽しんで欲しいのか、そして二話で見せる事かなあ。
確かに、他のアイドル物ではまずやっていない展開だろうし、差別化という観点からは成功している部分かも知れないが。
 悪徳プロモーターをボコボコにするカタルシスは良いとして、それを女社長が唐突にやってしまうのはどうだろ。
女社長の抱える事情や、帰ってくるに至る心理、普段の行動形態まで(映画未見の身には)分からない訳で、「物語の都合により戻った」としか感じられず。
ここはダメすぎるマネージャーが僅かにも意地を見せるべきじゃないのか。

 山本監督作品でなければ、普通に視聴を終えている所。
 もう少し先まで見続けるけれども…早く制作体勢を立て直し、どこにでもいいから強く魅力を感じさせてくれなければ、厳しい。
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この記事のコメント

自分は、ちょっと気になったので、ニコニコ動画で配信されている劇場版(有料動画)を視聴しました。
こちらでは、七人の結成話が描かれており、キャラクターや背景の説明がされていて、なかなかに面白かったです。
今後のキーポイントになる要素も多々あり、残念ながらこの劇場版を見なければ、このアニメの面白さは半分ぐらいになると思われます。
TV版から劇場版へという戦略なのかもしれませんが、正直ハードルは高いですね。
問答無用で引き込めるほど、TV版の出来が良いわけでもありませんし。
とはいえ、それなりの労力を払って劇場版を見ると、思い入れも強くなって、それなりのコアなファンができそうな感じではあります。
2014-01-23 Thu 19:18 | URL | M66 #-[ 編集]

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