オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

『サムライフラメンコ』最終22話.「サムライフラメンコ・ネイキッド!!」

 良い意味でも悪い意味でも「どうかしてる」アニメ、最終回。
 これ、22話もやってたのか。
短期集中、やり逃げするしかない構成だったと思うのに。

 地味なご近所ヒーローコスプレ物、ゆるい『キック・アス』然として始まったこの作品。
 途中からイキナリ、本当にイキナリ等身大特撮ヒーロー物になり、巨大ロボットが登場し、宇宙の意思みたいなすっ飛んだ存在まで呼び出した挙げ句、心に闇を抱えた少年との戦いにスケールダウンして終わった。
 もう思いつきというかやりたい放題というか……次々強敵が現れ、それを倒す流れに説得力など無く、「作り手の言いたいことだけ言っている」状態が続いた。
一話で終わるお馬鹿さんギャグ作品としては割とよく見られる暴走だけど、十数話にも及び、しかもマジメに(マジメなんだろう)語る部分まで含むのは珍しい。
 最初から順に見ているから途中の路線変更に驚いてしまったが、全体の割合としては、「馬鹿馬鹿しい特撮ヒーロー・ロボットアニメパロディー作品」の最初と最後にちょっとだけ「特殊能力を持たないヒーロー志願青年を主人公とする日常犯罪物」がくっついている形か。

 無茶な構成……だからこそ、次回どうなるのかサッパリ分からない楽しみとか不安があったのは確か。
 ヒーロー物、という括りで語れそうな全てをとにかく詰め込んで語ってしまおう、という制作意図?
 しかし何でもアリにし過ぎて、「主人公たちが突然スーパー超能力に目覚めたことにして、それで解決したら?」「宇宙意思に何とかしてもらえば良い」などと思ってしまい、緊張感には欠けた……緊張感なんか演出しようとしてないのか。

 後藤の、行方不明になった恋人エピソードは、彼の中での決着はある程度付いたものの、事件としては未解決。
「洗脳され悪の手先となって登場」「実は彼女こそ全ての悪の元凶」など、デタラメに活かしようはあったと思うんだけど、これについてはあくまで現実的、シリアス。
 サイコ少年も、別段、超絶の存在ではない(不思議な所はあるが)。
 この落差に付いていけるかどうか……
 途中、脱落した視聴者は多かったかと思う。
 自分としては、突っ込みつつも楽しく見たアニメ。
こんな「問題作」ばかりになったら困るけれど、こんなのもあって良い。
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