オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

『残響のテロル』最終11話.「VON」

 周到な計画や頭脳戦を期待していたので、後半のアクション寄り展開が残念、それも「徹底した面白いアクション」というようなモノではなかったし。
 核爆発は結局、電子機器を破壊したのか?
直接間接に結構な死者を出しそうだけど…それはもういいの?
 最後の妨害は日本政府のせいではないのに(こういう事態を生んだ根本原因はともかく)、日本にばかりダメージを与えるのは納得いかない、せめて最後の爆弾ぐらい「実は米国内原発に仕掛けていた」程度の仕返しをして欲しかったもの。

 母親に行動を縛られていたリサは、どうなったのか。
壮絶な体験を経た今、「たかがそんなこと」平気になったんだろう、とは思うけれど、そこは見せて欲しかったなあ。
 ハイヴは、もっと恐るべき知性の発揮があるべき。
どうも、日米関係の悪化を考慮せず乱暴な指示を出す人、以上でなく。
これは随伴のオジサンが出してくる頭の悪い案として扱い、それを一蹴、「さすが」の対抗策を提案するのがハイヴ…なら良かったのに。
 迷惑の度合いが大きすぎるハイヴだったため、見捨てられ・最後を迎える流れも、悲劇性より「ようやく片付いた」感が強い。

 自分達に関わる真実を暴露したいなら、もうちょっとマシな手段があったんじゃなかろうか。
利用していたネット動画で告発しても良かった訳で(マスコミ操作によって潰される可能性があるけど、それは最終回の事件後でも同様の恐れ)。
 ハイヴの行動動機が愛?だった、という辺りはまあ理解可能として、どうもアテネ計画の被験者は余り優秀と思えない…だから中止された計画でもあるのかな。

 このアニメは、「知恵を尽くしたテロリストの、そしてそれと対抗する人間の戦い」ではなく、「心と体に深い傷を負った少年少女の悲劇」を描いたモノだと、最後まで見て思う。
 被験者全員が死亡し、最期に望むことが「覚えていて欲しい」だというのが切ない。
 彼ら彼女らの生き様が、残響となってリサの中にあり続け、人生に負けてしまいそうだった彼女を変えていく…それが一番の「テロル」だったのかも知れない。
いや、「VON」って「希望」だっけ。
 そうは俯瞰できるし、シーンでは面白い部分が多々ありつつ、全体としてみると傑作とは言いがたい中途半端な味わいが残る、惜しい作品。
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