オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

映画『キカイダー REBOOT』

 レンタルで映画『キカイダー REBOOT』を見る。
 言わずと知れた、石ノ森章太郎原作、1972年の実写特撮ドラマをリメイクしたもの。
 内部メカが露出している斬新なキカイダーのデザイン、ハカイダーの格好良さ、原作漫画でキカイダーがブラスターを使うシーンの衝撃など、印象深い作品。
 2000年にアニメ化されたものも、ガツンとくるセリフがあったり、面白く出来ていた。

 今回の実写映像化。
 うーん…編集者がよく言う「これは何が面白い、何を面白く思って欲しくて作った作品なの?」というのが、見終わった感想。
 弱くて爽快感がないキカイダーの戦い、設定を大きく変えられたハカイダーの魅力のなさ、中途半端に扱われるミツコ・マサルの姉弟…
 姉弟を守る、という存在・誕生の意義を、途中でキカイダーに喪失させてしまうのが凄い。
それに代わる戦う意味を(セリフではともかく)きちんと示してくれないため、盛り上がるべきハカイダーとの戦いを見ても、「この2体、なんで戦ってるんだっけ?」と思うほど。

 キカイダーの苦悩、ハカイダーの恐ろしさ(設定を整理したのは上手いけど小物過ぎる)、相手が生身でないからこそ生じたミツコのジローへの恋心…CG技 術を用いてキカイダーの内部メカをしっかり見せる、だけでもいい、何かにテーマを絞り込んでそこに特化するべきだったろう。
 モタモタした散漫な内容で、面白さを感じ辛い。
 『シャリバン』『シャイダー』リブート(続編?)の出来の良さを、一層奇跡的に感じてしまう。
ああ、映画『電人ザボーガー』も、おバカさんでありながら楽しく出来ていたか。
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この記事のコメント

散々指摘されてることですけど「ダークプロジェクトが特に急いで止めなければならない危険な物と描写されていない」「子供を守ろうとしてるのに、機密のチップをその子供に埋め込んで標的にしてしまう光明寺博士の支離滅裂さ」「チップを取り出されたらあっさり解放される光明寺姉弟。政府関係者は最初から穏便に事情を話してチップを取り出すだけで済んだのでは」「キカイダーの目的のはずの光明寺姉弟と機密チップの警護というのが中盤でなくなってしなう」など、話の基本から駄目ですね(仮面ライダーFIRST、NEXTの方がはるかに酷いとも思いますが)。
2015-01-08 Thu 02:25 | URL | ken #-[ 編集]
> 「子供を守ろうとしてるのに、機密のチップをその子供に埋め込んで標的にしてしまう光明寺博士の支離滅裂さ」

 ここは、『キカイダー01』へのオマージュ(そのまんま)かと思うんですけど、光明寺博士が非道なことしちゃイカンですよね。
まあその、長嶋一茂が演じてましたから、「バカ息子」でも仕方な(以下略)

> 「チップを取り出されたらあっさり解放される光明寺姉弟。政府関係者は最初から穏便に事情を話してチップを取り出すだけで済んだのでは」

 それじゃキカイダーの存在意義が無くなる、という「物語の都合」優先でした。
ごく普通に隠れもせず生きている姉妹のマンションに、窓ガラスを突き破って武装兵が突入してくる所なんて、失笑物……ドアチャイム鳴らして尋ねるべき。

> 「キカイダーの目的のはずの光明寺姉弟と機密チップの警護というのが中盤でなくなってしなう」

 ここから、与えられた目的ではなく、自身で存在理由をつかみ取っていく展開に上手く出来ていたなら(そうしたつもりなのでしょうが)、作品として面白くなったかも知れません。
 とにかく、ストーリーを煮詰めた様子など皆無、思いつきだけで撮り始めてしまったような映画でした。
2015-04-05 Sun 07:00 | URL | 飛龍 乱 #-[ 編集]

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