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『ULTRASEVEN X』最終12話.「NEW WORLD」

 全ての謎が解かれる最終回。
 「いかにも作り物っぽい都市や人々の様子から、最初から宇宙人により、セブンの能力を計測し、盗むため仕組まれた罠なのでは」とか「既に存在しないセブンを、地球人が電脳空間に擬似的存在として生まれ変わらせたモノ」だとか陳腐な想像をしていたが、実際は、更に どうでも良い内容。
 謎解きを投げ出さずケリを付けたのを褒めるべきなんだろうけど…こんな真相なら、別段明かしてくれなくても構わなかったな。

 地球人自身を地球侵略のため金で雇って働かせる宇宙人のシニカル話や、弱々しくて他惑星と戦うようなパワーを持たない宇宙人が…という話など、各話完結のバラエティー性にこそ、見るべきモノがあるシリーズだった。
 オールドファンとしては最終話のゲストを否定できないが、この作品単体では、余計な要素だと思える。
 別段、オリジナル『セブン』の世界と繋げる必要はなく、今作の魅力だった独自のダークさを最後まで貫いてくれる方が嬉しかったなあ、マーキンド星人の雇い主に迫るとか。

 よく考えると、『X』地球への他星人からの侵略が終わった訳でなく、セブンの力を失った後、どうやって戦っていくつもりなのか…
正史のシリーズによく見られた、「地球は我々人類の手で守り抜くべきなのだ」という決意も弱いため、余計その後が不安になってしまう。
 まあ、普段から閉塞感に満ちた世界だったようだし、宇宙人の支配を受けたからって何が変わる訳でもないのかな。

 大きな期待を持って見始めたシリーズではないので、印象に残るストーリーやシーンが いくらかあっただけでも、拾いモノとして喜べる。
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