オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

映画『FLU 運命の36時間』

 衛星で放送された韓国映画『FLU 運命の36時間』を見る。
 ウィルス感染が広がっていく様子を描く、パニック物。
 有り体に言って『アウトブレイク』。
咳によってまき散らされたウィルスが他者の口に入るまでを見せるカットなんて、本当にそのまま。
 とはいえ、こういうジャンルの映画に求める要素なんてそんな変わった物であるはず無く、それらが一通り揃っている上、展開がスピーディーなこともあって、飽きず最後まで見られる。

 主人公である救助隊員男性のキャラクター描写が、好感の持てるもので結構。
 女医ヒロインは…「イヤな女」として出てきたまま、あんまりイメージが好転せず終わってしまい、うーん。
幼い娘を救いたい一心、とはいえ、酷く手前勝手な行動を取っており、それが罰せられることも無く、主人公からは好かれてしまうし。
いや、まあ、自分の子供がこんな緊急事態に陥ったなら、常識とか公益とか立派なこと言ってる場合じゃないってのは分かるけども。
 娘役のお子様が可愛く、達者な演技で、ポイント高い。
 アメリカ上層部、非道であり小者過ぎる描き方で可笑しい。
 対して、韓国大統領が凄く立派であり格好良いのも、また可笑しい(最初にパニックを抑える放送をしろって気はするが)。
『日本沈没(1973)』の丹波総理大臣を思い出した。
 他者を救おうと自らの命も省みない救助隊員、国民のためアメリカとの対立さえ恐れない姿勢を見せる大統領……これが「理想」って事だろうな。
エンターテインメント映画なんだし、それで問題ない。

 大量の死体をゴミのように処理したり、軍隊が自国民に銃を向けたり、グッとくる絵が多かったのは嬉しい。
 拍子抜け『感染列島』や、ボケた描写に終始した『日本沈没(2006)』に比べ、遙かにしっかり作られている。
『復活の日』で見られた、パニックシーンぐらいのパワーあり。
 特別優れている訳ではない、でも、不足無くしっかり作られている映画。
 日本でもこのぐらいの映画なら普通に作れる……はずなんだけど。
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