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オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

『げんしけん2』最終12話.「その先にあるもの…」

 前回あった、同人即売会場での笹原の「漫画家になれないのは、『漫画家になるにはどうしたらいいですか?』って他人に尋ねるタイプ」というセリフが、なかなかに正鵠を得ていて、深い。
 同様に、「売れないのは、『売れる漫画家になるにはどうしたらいいんでしょう?』って他人に尋ね回るタイプ」という事も言えると思うけど、それをやってるのは自分。

 「漫画描く」のと「漫画描く人になる」のと「漫画描いて生活する人になる」のじゃ、全部、全然違うから…というセリフも実感的。
 笹原、なかなか上手いことを言うし、作家に対し「プレッシャーを与える」でも「おだてて良い気分にさせる」でもなく、しかし「描き続ける動機付け」は しっかりして上げられる、という意味で、漫画編集に非常に向いているのかも知れない。

 ただ、そういうバランスが取れた、「編集者が一番してはいけないことは?」と聞かれ「作家のやる気を無くさせること」と応えるような常識的な・フツーの・特色が無い編集さんには、現実として余り会った事がなかったり。
 笹原が夢で見ていた、持ち込みの原稿を見て「これが本当に君の描きたい物なの~?」等と問い掛けるばかりで、作家に取り特にプラスにならないタイプの編集者は、メジャー誌で見た事があるけども。
 編集さんの事を どうこう言うのは、物凄く危険な気が今したため(遅い)、以下自粛。

 内定が出た嬉しい報告を、誰よりもまず荻上にする笹原。
その電話報告が、自分に対してだけであった事を知り、喜ぶが、嬉しい表情を周りに読み取られまいと懸命に噛み殺す荻上。
 今時の大学生とは思えない初々しさが、微笑ましい。
 この二人の未来をもっと見てみたい気がするけど、終わりなのか。

 「オタクな連中の青春」を描く物語として、あるいは可笑しく、あるいは身に詰まされて切なく感じる、面白い作品だった。
 まだ色々語れるけど、どうも話の内容が作品についてより、「わしの若い頃はのぅ」といった年寄りの退屈な昔話方向に傾きがちなので、ここまで。
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