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映画『ジュラシック・ワールド』

 映画『ジュラシック・ワールド』を見る。
大ヒットシリーズの四作目。
 監督のコリン・トレヴォロウは、これが初の大作だけど、大ヒットしたため『スター・ウォーズ』の九作目も手がける出世ぶり。
 記録的な興行収益を叩き出した本作、どんな出来かと期待不安半々で見たが…

 ああ、悪くない。
こういったパニックアクション物のパターンを忠実に踏んだ作りで、斬新さはないが、安心して見ていられる。
映像的な驚きと満足感のあった『1』ほどではないにせよ、破綻気味だった『2』よりずっと良く、手堅い『3』に近い印象。
 有能な主人公、無理解な上層部、恐ろしい恐竜たち、(抑え気味ながら)ショッキングなシーン、必要な要素は不足なく入っている。
 CGの仕上がりも上々で、見応えあり。

 シリーズ初となる「既にオープンしたパークが舞台」という設定を、十分に活かせたとは言えないのが残念。
来園した客がパニックになるのはほとんどワンシーンのみだし、パークを指揮すべき女性は途中から責任を放り出し、巨大な損失にうろたえ醜態をさらすはずの経営会社オーナーはすぐ死んで退場。
カタストロフの恐怖と楽しさが薄い。
 このオーナー、「パークの目的は金じゃなくて人間の無力を思い知らせることだ」なんて、何事か哲学を持つようなことを言いながら、試作恐竜の射殺には金銭的理由で反対。
見かけ倒しの厚みがないキャラ。
 恐竜製造の遺伝子学者も、オーナーにさえ食って掛かる気骨を見せつつ、実は金が目当ての裏切り者。
 どう見ても制御できてないラプトルを、やたら実戦投入したがるインジェン社の馬鹿オジサンも同じく、「物語の都合で喋っている」ようにしか見えず。

 インドミナス・レックスの脱獄過程、余りに間抜け。
何よりまず、所在位置マーカーを確認するものだろう。
 「離婚しかけている兄弟の両親」というエピソードが、最終的にどうなったか放置されている。
危機を前に家族が一つになり乗り越える……という描き方にすると『3』そのものだから?それなら離婚設定なんか無くて良いような。
 さっき危うく囓られかけたラプトルと、バイクでチームのように併走して戦いに向かうオーウェンの頭が不思議(格好良いシーンではあるけど)。
 ラプトルは友達、でもなく、所詮は恐竜、でもない描き方が中途半端で消化不良。
これはしかし、「そこが良いんだよ」と捉える向きもあろうか。

 ストーリーに不満はありつつ、「ジュラシック・パーク・シリーズって全部こうじゃない」「映画『トランスフォーマー』シリーズの四作目まで見てきてお話に突っ込む奴いるか?」と言われればその通り。
 頭を空っぽにすればするほど楽しめる、エンターテイメント。
 文句言いつつ、入場料分の価値があるのは確か。
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