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『終物語』05.「そだちロスト 其の貮」

 老倉 育の口から、真実が語られた。
 大体はこれまでに推理・推測された通りで、やっぱり阿良々木への態度は無理な逆恨みだなあ、と思うんだけど……
 何だかもう、可哀想で可哀想で。
逆恨みと知りつつそうすることでしか自分を保てないギリギリの内面と、「どうして私は幸せになれないの?」という余りにも悲しい問いかけに、ポロポロ泣いてしまう。
ウチに引き取ってご飯食べさせてやりたい……それが一般的「幸せ」かは知らないが。

 しかし、もし自分が阿良々木の位置に居たとして、とてもじゃないけど彼女に掛けられる言葉はない。
よく言えたなあ阿良々木、エライなあ。
 幼少時から続く、彼女との数奇な因縁が彼の心を駆り立てたものか、「まあそういう奴だから」か。
 その言葉が老倉を救えたのかどうか、それはもうちょっと時間を経ないと分からない。
より良い対応は「お前の気持ちが楽になるまでボクがずっと、一生でも側に居てやる」ということじゃないかと思うんだけど、現状の老倉からは余計な反発を招くセリフかも知れず、また阿良々木が迂闊にこんなの言うと死者が出る恐れもあり。

 ここからは、老倉母を探す流れになる?
鍵がどうとか言っていたのが、文字通りキーになるのかな。
 足を使った失踪人の捜索なんてフツーのことする物語とは思えないので、母親はまだ家の中に居る(生死どちらかで)が、「母親」と認識されない状態にある、とか。
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続編があるとは言え、あのラストはどうなんだろうか・・
あまりにも盛り上がらな過ぎると感じたのは自分だけだろうか。
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