オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

『GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』16.「炎龍再び」

 伊丹の遠征中、事態は様々に動く。
 今回は、柳田にスポットが当たる話だった。
 自衛隊内部への根回しにも有能さが……しかし異世界駐屯自衛隊は、独立愚連隊というかクセ者揃いで、理数系より文化系・浪花節混じりの説得が有効そう。
 デュランとの交渉、面白かったなあ。
異世界人が通貨に用いる鉱物「以外の資源」採掘を(ちゃっかり税の免除まで)認可させてしまう交渉術、見事。
科学技術の進歩により、いつかデュランの国も、余りに不利益な条約を結んでしまったと後悔するかも知れないが……まあ、そう思えるまで国が存続できたなら、対価としての価値はあったのかも。

 紀子を暗殺しようとするデリラ。
街中で歌い踊る楽しそうな姿や、生きる気力を失う紀子の言葉に戸惑う人間的な反応、それらに反して銃撃すら軽々とかわす超絶!戦闘能力のギャップが凄い。
デリラが数十人居て、それを有効活用できる戦法を用いられたなら、自衛隊相手にも相当な戦いが展開できたのでは。
 いかにも戦いに不向きそうな柳田だが、自分の腹を刺し動きを止めたデリラに、銃弾を残らず叩き込む執念を見せた。
幸いにも?彼女は死ななかったらしいけれど、捉え、背後関係調査のためにも足を撃つべきでは……と他人事としては思いつつ、ショック状態に陥って不思議ない状態から反撃できたことを驚くべきだろう。

 ドラゴンと対戦して機体を焦がされるファントム、可笑しい。
 対ドラゴン戦でテュカに攻撃を無理強いし、その間に(死人が出ても不思議ない)被害を出しながら、しかも弾を外してしまう伊丹は、??
「こんな奴だ」といえばそうかも知れず、結局のところ全て上手く収まるんだろうが、大活躍の柳田に比べて株を落としたような。

 今回、感慨深かったのは、凶行に走ったデリラについて町や店で聞き込みをする自衛官に、異世界人が、自分達は町を追放されるのか尋ねると、「何故?この事件に関係ないでしょう?」と答えるシーン。
 この作品は「ファンタジー」だけど、見習って、こういう対応を取りたいものだなあ。
罪を憎んで、罪を犯した人間も憎んでいいけど、そこまでに留める。
坊主憎けりゃ袈裟まで憎いというか、十把一絡げなんて考え方してると、このフィクション自衛官に叱られそう。
 現実には……海外派遣された自衛隊が、拠点に出入りする現地人からテロ行為など受けた場合、ここまで鷹揚に対応できるか疑問。
いや自衛隊がどう思おうと、派兵により生じた軋轢は政権の失策!として攻撃の手段にしようとする野党、のみならずそれを恐れる与党からも突き上げを喰らい、これまで通りの現地人との交流は難しくなるだろう。
スポンサーサイト

アニメ | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<『オシリスの天秤』10.「絶望の世界」 | HOME | 『この素晴らしい世界に祝福を!』03.「この右手にお宝(ぱんつ)を!」>>

この記事のコメント

コメントの投稿















コメント非公開の場合はチェック

この記事のトラックバック

| HOME |