オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

『Re:ゼロから始める異世界生活』最終25話.「ただそれだけの物語」

 怠惰・ペテルギウスは、アニメ史上でも希に見るぐらい強烈なキャラクターだった。
言動も行動も全部異常ながら、狂った価値観では一貫しており、恐ろしく強く、しかもしぶとく死なない。
イヤ~な奴だけど、退場を勿体なく思ってしまうぐらいの存在感。
 他の魔女教司教も、こんな凄い・ウザいキャラに出来てるんだろうか。

 白鯨討伐戦、決着が付いたと思わせて……の絶望感は凄かったな。
 最後のイベントになる爆薬騒ぎ、もうちょっとこう、危機感を煽る内容であって欲しかった気が。
魔法などによる遠隔通話さえ出来れば、エミリアでもパックでも、そう難しくなく対応できた事態に思えて。
いや、それが出来なかったから必死で走ったんだろうけど。

 時間巻き戻し・失敗知識を踏まえてのやり直しという反則技な便利能力を設定しながら、「嫌になるぐらいシンドイ」思いを視聴者にさせてしまう、厳しすぎる状況や敵を設けたのが勝因。
怠惰関係の、何度も絶望に突き落とされる辛さといったら、ちょっと例を見ないほど。
 そのため、勝利・ストーリー進行によるセーブポイントの更新にカタルシスがあり、事態の打開法は必ずしも意表を突いたアイディアを感じさせるばかりではないのだけれど、気にならないよう見る者を上手く物語に乗せていた。
 登場からしばらく、エミリアは問題なく魅力あるヒロインだったと思うが、レムの参戦・偏重と言えるほどの描き込みにより、サブキャラ並の立ち位置に。
制作者、レムを愛しすぎてないかなあ、感情の動きや健気さなどこんなにも描き込まれたら、そりゃ好かれて当然、描き方がまだ薄い(しばらくロクに姿さえ見せないし)エミリアが色あせてしまうのも必然。
 キャラに魅力を付加するのはもちろん良いことなんだけど、度を超してしまうと、メインヒロインが邪魔者にも感じられ、そんなヒロインを追いかける主人公の説得力低下にもつながりかねない。
 いや、自分もレムが好きだし、これだけ愛らしいキャラを生み出せただけで作品の存在価値はあったとさえ言える訳で、難しい所なんだけど。
 今後エミリアに焦点が当たった際、レム並の彫り込みをしてくれれば、好感度逆転もあり得るかな。

 頑張った作画、面白く出来ているアクション、個性的登場人物で、最後まで楽しく見せてくれたアニメ。
 死亡フラグが立ちまくっていた老執事が生き残ってくれて、嬉しい。
 王位争奪戦に決着がついてないし、主人公にどうしてこんな能力を持たせたのか魔女の狙いも不明確、「能力値の凄さ」を謳いながら活躍の弱いパックや超戦士ラインハルトにも不満が残り、それら全て、第二期への期待に変えたい。
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この記事のコメント

聞くところによると、原作第二章(屋敷の一週間)終盤からのレム推しが強くなるのは分かっているので、あくまでエミリアをヒロインにしたいアニメスタッフは、これでもエミリアの描写を増やしたんだそうですよ。
なんでも原作第四章はエミリアメインのエピソードなのですが、三章よりも長いため今回のアニメ化にはどうやっても収まらない事から来る苦肉の策なのだとか。
2017-01-11 Wed 15:38 | URL | 鳳 龍 #-[ 編集]
それとパックについて。
私の予想ですと「本気を出す=世界が滅びる」で、エミリアとの契約も彼女のいる世界を滅ぼさない為の弱体化が主旨なんじゃないかと。
2017-01-11 Wed 15:46 | URL | 鳳 龍 #-[ 編集]

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