オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

『終末のイゼッタ』最終12話.「イゼッタ」

 作品開始当初の魔女無双っぷりに、魔力行使条件で影が差し、魔石の盗難、本家・白き魔女ゾフィーの登場で、一気に劣勢に。
無敵っぷりも楽しかったんだけど……大量の戦死者を伴う軍事侵攻、イゼッタの秘密を守るため友軍をも手に掛ける非情さなどから、そういうテイストで最後まで進めることは、シリーズの破綻なくしては困難。
 ゾフィーの救われなさがキツイ。
「裏切られたとばかり思っていたが、実は……」みたいな救済パターン、無いのね。
憎むべき対象はとうに亡くなっており、その国を滅ぼしたところで何が得られる訳でもなかろうに、あくまで復讐へと突き進むのは、不完全なクローン体だったからか、彼女の自我を目覚めさせたイゼッタの血液中に僅かでも「利用される事への恐怖」があったからなのか。

 イゼッタとゾフィーの極大魔力元気玉対決。
レイラインを枯渇させ、今後魔女が誕生・活動することへの各国からの憂いを断つという、ストーリー的にとても有り難い決着。
 破れたゾフィーは、復讐を果たせず無念の極みだったのか。
しかし、その最期の表情は笑みにすら思え、イゼッタと「信じる友愛と信じ切れない怨念」へと一つの血を分け合った身として、明るく暖かい面に負けることは、魂を救ってくれる待ち望んでいた結末だったのかも知れない。
 どれだけか分からないイゼッタの余命中、魔力と共に吸収されたゾフィーの思いが、穏やかな湖畔の別荘で死に向かいながら、ゆっくり癒やされていく結末だった……と思いたい。

 少年兵を無情にも撃ち殺したジークハルト・ミュラーは酷かったけれど、その報い(自責の念?)を一身に受ける最期は、因果応報と言うには余りにも可哀想。
 敗戦色濃い中、戦闘機で出撃し、もう帰って来なかったのだろうバスラーの姿も印象的。
 これまた悲惨な死を迎えるものと思い込んでいたベルクマンが、機密らしきものを売り渡してちゃっかり他国で生き延びているのが可笑しい。
レイライン復活を待っての魔女クローン計画再起動、とかで、更なる戦火の種を作るのかな。
 オリジナルストーリーのアニメとして、キレイに収まった最後だと思う。
 作画のクオリティーを高く保てたのも好印象。
 面白かった(来週、まだ特別編?があるみたいだけども)。
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