オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

『異世界はスマートフォンとともに。』01.「目覚め、そして異世界。」

 原作は、「小説家になろう」サイトに連載中で、書籍化もされている模様。
 こういうデビュー、増えたなあ。
Webで発表されてある程度の人気を得ている小説なら、出版しての売り上げが計算でき、ゼロから発掘するより編集者の能力を必要としない。
雑誌掲載させてまとめるための「原稿料」というリスクが不要、印税のみで良い。
既に量を書いてあるなら(書いてあるものを書籍化検討すれば)、続きを書くようつっつく編集労力すら不要……商業レベルに上げるべく書き直させたり、既発表物の続きや完結まで書かせる労力は(凄く売れた場合に限り)掛かるにせよ。
出版社としては、メリットだらけじゃなかろうか。

 アニメ。
 流行の異世界転生物で、死んで「神」に出会い転生条件の交渉をするのは『この素晴らしい世界に祝福を!』、ワルに絡まれている美少女をイキナリ助けるシチュエイションは『Re:ゼロから始める異世界生活』に似ており、既視感。
 ライトな転生物では、現実での生活は邪魔にしかならないため余り描かれなかったり帰りたくないぐらい不遇だったりするけれど、スッパリと全く描かない、チラッとした回想すら挟まないこのアニメは、徹底している。
 神様の驚くべきユルさ。
自分のミスで主人公を殺したらしい、とはいえ、こんな大サービスで特典付けて良いモノなのか、ここまで自由裁量が許されるなら現実で生き返らせてやっても良かったんじゃないか。

 タイトルから、スマートフォンというオーバーテクノロジーを持つ他はごく一般的な少年が、その妥当な・意外な使い方で異世界生活を切り開いていくのかと。
 写真を撮る・動画を撮影する・録音する、戦略に必須な詳細地図を表示できる、時刻が正確に分かる、複雑な計算を一瞬で終わらせられる、天気予報も?……
何より、膨大な知識にアクセスできる訳で、病気の治療や手術法、効率的農耕や絶品料理の手順、火薬など武器の作り方、車や飛行機の機構提示、歴史から戦略戦術をパクれる等々、恐ろしく便利に使えてしまう。
 これだけで、後進的異世界においては「神」にも等しい力。
どう使ってくれるのか楽しみに見ていたが……
 主人公は神により身体能力を強化されており、相手の動きがスローモーションに見える。
 敵の意表を突くため、モメていたアイテムを破壊するなど、頭の回転に優れ、強い判断力を持っている(これは元から?)。
 あらゆる属性の魔法力を備え、自由に使える。
 オマケに神にはヒイキされており、直接通話すら可能。
 ううう~ん、やりすぎというか、「スマートフォン要らないんじゃない?」
逆に面白味が薄くなってしまいそうな。
主人公に強く感情移入したり(性格付けの弱さがそれを容易にしている)、「気楽に見られる」ことを第一に考えるなら、これはこれで良いのか。
 『Re:ゼロ』の凄い面白さとシンドさに振り回された身としては、丁度良い箸休め、とも思える。
 しばらく見ようかな。
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