オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

『6HP/シックスハートプリンセス』

 去年末に第一話が一部未完成ながら放送され(その時の感想)、6月に「放棄された3DCG路線版」が、そして今回、年末版から冒頭数分間のバトルなどを完成させたバージョンとして再度放送。
 紆余曲折だなあ、それぞれ枠を取って流してもらえるのは、村上龍の力……?

 この機会に、録画したままになっていた3DCG版を視聴。
 映像表現方法だけでなく、世界観からストーリー、キャラクターまで、手描き版と全然違うのね。
見慣れた日常からスタートし、飛行機が破損して生徒達が機外に放り出される緊迫感など割合良く出来ており、この路線で進めた方が良かったのでは。
 ……と思ったけど、他の生徒達が皆死んだと思われる墜落現場でギャグ顔リアクションを見せるヒロイン、目の前で異常を来した友達がエンジンに巻き込まれ 非業の死を遂げた(怪物と化して再出現したが)というのに変身の決めゼリフだろう「喜んで!」を言わせてしまう制作者のセンスなど、驚くような無神経さ で、どうにも。
 オタクや一般層に受け入れられるアニメを作ろうとは最初からしておらず、「村上龍のアーティスト・センスを表現する」のが目的なのだろうから、分かり易くしたり自然な流れで見てもらう必要は無いのか。
 3Dのクオリティーは、並みというところ。

 今回放送された、手描きアニメ第一話冒頭完成版。
 ああ、意味の分からない文言を連ねたナレーションのバックに、余り動かない絵を配した前放送の冒頭は、こうなるはずだったのか。
見ていて苦痛だった(途中で集中力が途切れた)前回と違い、巨大少女との戦闘描写に力が入っており、引きつけられる。
相変わらずナレーションが何を語っているのかに注意は向かなかったが、画面はずっと見ていられる。
 タンカーを投げつける、ミサイルが巨大人型の顔に命中し慣性で潰れるなど、『エヴァ』影響が色濃く見えるのは意図してか。
ビームでその辺をなぎ払うと大爆発するのは、『ナウシカ』より特撮短編『巨神兵』っぽかったな。
 そして本編(!)たる村上隆が登場しての語りだけど、今回は、作品の現状を差し置いて現代アートの状況について長々と。
興味深いところもあったけど、長いし、「今、ここで話さなきゃならない内容か」という気も。

 普通に完成して毎週放送されていたら、三週目ぐらいからは見なくなるだろうアニメ。
この変則的な放送方法で、調子の外れた村上トークがあるから見ている、って所も。
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