オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

『宝石の国』06.「初陣」

 フォス、巨大ウェントリコススに取り込まれた際、てっきり「新たな特性を敵から逆に取り込んでパワーアップ復活、宝石側主力になる」ものかと。
割と迷惑なだけで終わっており、驚く。
 ウェントリコススに騙され、月人に連れ去られそうになった折は、「月人本拠でその秘密へと迫り、地上に帰還した時には強化されていて…」とか思ったけど、両足を失っただけで月までも行かず。
 どうにも、危機迫る状況設定で、全く戦えない少女がヒロインになっていると、「いつか必ず強くなるはず」という「少年ジャンプ」的思考から抜け出せなくて。
 そういう作品じゃないんだな、とようやく思い始めた最近、フォスはアドミラビリス族から提供された貝殻?を失った足の代わりに生成し、驚くべきスピードを会得。
おお!やっぱりこうなるんだ!ここから彼女の『ワンピース』サンジばり足技アクションが炸裂するんだな!などという安易な予想はまた外れ、月人襲撃を前に何も出来ずタダ呆然としているだけ。
 毎度、意表を突かれるというか、バトルが重要な要素となる作品でありながら、しかし強敵登場に伴い果てなく戦力を上げていくヒロインの大活躍ストーリーにするつもりは無いんだな、と今頃思い知る。

 宝石人。
不思議な誕生理由を持ち、遙かな長寿であり性別がないどころか人間的な「命」「死」とさえ縁がなく、種族全体の社会システムもまだ不明確。
 キレイな外見をしながら、理解が難しい生物。
 それでも、さして違和感なく見られるのは、「そういう存在」としての描き方にブレがないから。
壊れたフォスを前に皆が嘆き悲しむとか、人間ならば当然そうするだろう、という常識的方向に流れてしまったら、世界観との間にズレが生じたと思うが、見たところそういうシーンは一切無く、徹底している。
 キャラクター・バトル・物語、全てに作者独自の感性が強く感じられ、面白い。
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