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『CLANNAD』18.「逆転の秘策」

 各運動部への入部を賭け、勝負を始める智代。
超人的運動能力を発揮し、全ての試合に勝ち続けるが…得意不得意とか無いのかなあ。
無理があるとは思うけど、スーパー・ガールなのだから仕方ないか。

 彼女が生徒会長を目指す動機は、失いかけた家族関係を元にする、失いたくない思い出の風景だった。
 「崩壊寸前の家庭環境を持つ」という意味では、彼女と主人公はお似合い。
シンドイ心の傷を埋め合うのに、互いの存在は最適だったかも知れない(主人公家が修復可能な状態にあるのも見抜いていた?)。

 不在による存在感の主張が限界に来たところで、渚 登校。
作戦は想定以上の戦果を上げ、鈍い主人公に、彼女へのハッキリとした好意を認識させるに到る。
 まだ勝ちが有り得た「お弁当バトル」と違って、渚を相手にしては自分の入る隙が無いことを一瞬で悟り、笑顔で諦める智代がイイねえ。
鋭く賢くサッパリしているのは美徳だけど、こと恋愛においては、余り有利な素養と言えないが。

 姉に背中を押され、頼ってばかりだった椋、最後の頑張りを見せる。
 今回は、妹を応援しているつもりで自身の好意が抑えきれなくなっている杏、姉の気持ちを知りながら人生で最初かも知れない「ワガママ」を貫こうとする椋…二人の関係が、非常に細やかな演出で描かれており、見応えがあった。

 ケガをした渚を保健室へ連れて行こうとする主人公から、誰の目にも明確な「渚への想い」を感じ取り、恋が叶わぬ事を知る姉妹。
 これまでの協力への感謝より先に、見ないフリをしてきた姉の恋心への、そして そうまでしても勝ち取れなかった恋への謝罪、「ごめんね」を口にする椋。
 何とかいつも通り「私は別に…」とばかり平静を装おうとするが、一杯一杯だった気持ちが限界点を越えてしまい、顔を歪めて泣き始める杏。そして椋。
 この表情の変化が実に素晴らしく、決して「不細工」にはしていないが、「綺麗な顔に涙さえ描き足しておけば良い」などというものではなく、「見る者の心を打つ泣き顔」に出来ていて、凄い。
もらい泣きホロリ。
 泣き顔だけで、これまでの苦しい気持ちと、とても大事に思ってきたものを諦める痛みが、伝わってくる。
 姉妹の恋の終わりに相応しい、魂が籠もった作画だった。
 こういう絵を描けるようになりたいもんだ…いや、遙か遠すぎる目標だけど。
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