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『ウルトラマンタイガ』最終25話.「バディ ステディ ゴー」

 対トレギア戦のクライマックス……というには、何でも食べてしまう怪獣とピリカに尺が裂かれており、言いがかりのような「君もウルトラマンだ」という言葉で片が付いてしまう、余りに拍子抜けの決着。
 トレギア・霧崎は、単に悪い、イヤなヤツに描かれるばかりでキャラとして厚みに欠け、タロウとの因縁もよく分からないため、光方向への葛藤に説得力がない。

 作品として、多種多数の宇宙人がひっそり共存する状況を通し、現実の外国人労働者や移民、社会に認められない人々の問題提起を行うのがテーマ……だったのかな。
 それにしては、会社の男性は宇宙人、オペレーター女性は宇宙アンドロイド、主人公など三人のウルトラマンを宿す特異な存在で、唯一?人間寄りの社長も超常事件と関わり・理解が深いため、レギュラーで「普通の人」視点を持つキャラクターがいない。
一人ぐらい「宇宙人って怖いよね?何考えてるか分からないし、実際に事件も起こしてる訳でしょ」という考えの者を出し、シリーズを通した思考の変化でテーマに迫るモノじゃなかろうか。
 面白い部分も確かにあったけれど、題材へのアプローチ不足は否めないところ。

 三人のウルトラマンが共生する、作品の大きな特色。
これも上手く活かせていたとは言い難く、性格の違いによるぶつかり合いや成長、理解し合うことで発揮される力のカタルシス、なんてのが弱くて、同じ構造を持つ『仮面ライダー電王』と比べて大きく劣る。
過去にそういう成功作があるため、差別化を図りたかった気持ちもあるのかな。
 ヒロユキと三人の関係性も薄く、タイガとの友情や信頼の変化も感じられない。
 そもそも、ヒロユキについて、どのような人生を送ってきた、どういう性格の男性で、何を理想とし、何が苦手なのか、全然伝わって来ない。
タイガも同様、「父親がタロウである」せっかくの設定にも、ほぼ意味を持たせられないまま終了。

 素晴らしい精度のミニチュア、CGも用いたその効果的な見せ方については、毎回驚かされるぐらいの完成度で、それだけでも視聴を続けるだけの価値があった。
 円谷は儲かってるのかなあ?
関連商品が売れていれば良いけど。
『ジード』『R/B』はとても面白く見られており、また新しいテレビシリーズも是非見せて欲しいところ。
 『シン・ウルトラマン』に向けての盛り上がりに期待。
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