fc2ブログ

『かくしごと』最終12話.「ひめごと」

 久米田康治が得意とする、くどいほど押し込んでくるネタの洪水、といった形式はあまり取らなかったアニメ。
そのため、笑いは少々弱かったかと思うが、毎回挟まれる「成長した娘(これが現在で、本編は回想になるのか)」エピソードと共に、お話として見やすい内容だったと思う。
 可久士は、下ネタ漫画を描きながらそこから得た収入により妻を探し続けていた。
その真摯な姿をマスコミに暴かれ、読者に知られてしまった後では「もう何を描いても笑ってもらえない」と筆を折ってしまう。
 原作者の漫画は、最終回近くで恐ろしくシリアスになる事があり、そこを読んだ後では本編を読み返しても、以前のように笑えない可能性が……そういう実感から来ているのかな。

 父のために走る姫、心血を注いで描き上げた原稿によって記憶を取り戻してく可久士、といったクライマックスは、感動的。
しかし、長い間、様々な漫画を描いてきたなら、記憶喪失に寄らずとも「これ自分が描いたんだっけ?」と思う原稿があって不思議ない。
大した数、描いてない自分でも、ある。
 久米田康治は、そういうことがない、記憶力に優れたタイプの作家さんっぽい?

 新型コロナのため混乱が収まらないアニメ界。
そんな中、クオリティを落とさず最後まで放送できたのは、お見事。
 エピローグは、大瀧詠一をフルで聞かせて欲しかったかなあ、そこだけ不満。
もう「別れの気配をポケットに隠して」いないから、流さなかったのか。
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

連載も無事最終回を迎えました
アニメではわからなかった奥さんの病気、海難事故のきっかけ
そしてEDの君は天然色に関わるラスト
ネタばれして良いかわからないので詳細は省きますが良いラストでした
プロフィール

飛龍 乱

Author:飛龍 乱
HPはこちら。
ですが、現在HPは更新できなくなっています。

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
フリーエリア

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク