fc2ブログ

『究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら』09.「妖精の力」

 衛兵隊に入ったヒロを待っていたのは、サイテーの教官と陰湿なイジメ。
 「俺TUEEE」物であれば、圧倒的実力を発揮して相手を黙らせるのだろうが、劇中で何度も言われているようにリアリティ(主に嫌な方向への)を追求したこのゲーム中で、そんな都合の良いことは起こらない。
 現実にヒロが置かれている境遇と重なるイジメは、精神的になかなかシンドイ。

 この窮地をどう脱するのかと思えば、ヒロ本人は特に動くことなく、妖精・玲於奈が起こす極悪な反撃で、ロクデナシ衛兵志願者の一人をメンタル的に追い込み、逃げ出させてしまった。
 相手はクズだった、とはいえ、さすがに気の毒に思ったヒロが手を差し伸べ、戦闘能力自体は高い彼らとチームを組むことになり、やがて大きな戦果を上げる……なんて展開も予想したが、ないない。
 サイテー教官への鉄槌は、上層部への密告により、落としてもらう。
言いつけた罪を、イジメ二人組の残った方になすりつける周到さは、凄い。

 熱血とか正々堂々なんて概念とは無縁の、卑怯とさえ言える決着だったけど、まあ「これでいい」んだよね。
 自分より弱いものをネチネチいたぶってくるような相手に、正面からぶつかり、何なら友達にまでなろうと考える人は、自由にすればいい。
しかし、それを他者に強制されちゃ困る。
 最低の人間には、最低の反撃を加えて構わない。
 「リアルを極めた」ゲーム世界は、それを教えてるんじゃなかろうか。

 といっても、ヒロがこの反撃手段を実行していたら、犯行目撃者が現れるなどして、命に関わる危機的状況に追い込まれたのかも。
玲於奈の存在がなければ、どうなっていただろう。
 その辺も、「窮地から抜け出すのは一人では難しい」「労を惜しまない理解者・協力者が不可欠」ということで、リアルかな。
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

飛龍 乱

Author:飛龍 乱
HPはこちら。
ですが、現在HPは更新できなくなっています。

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
フリーエリア

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク