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『みなみけ~おかわり~』最終13話.「みんな揃って、ごちそうさま」

 長女の留学を巡るドタバタ…というより、ハンバーグ作りに関わる騒動が話の中心。
 料理の失敗を漫画的に描く際、よくやる「想像を絶するマズいシロモノが出来た」という見せ方はせず、焦げてしまった・材料を違えて微妙に変な仕上がりに、といったリアル気味の失敗を描いていたのが、珍しい。

 不安と寂しさを抱える三女の布団に潜り込み、一緒に寝てあげる次女は、初めてに近く姉らしい行動を見せたのか、自分の不安を三女の体温で紛らわしたかっただけか。
 長女を前にして、堪えきれず涙を溢れさせる三女の表情変化、二人が抱きついた長女の体を柔らかく見せる表現など、作画がとても良く、シーンを盛り上げる。
お陰で、話の内容としては特筆する程でもなかったと思うのに、何だか良いモノを見たような印象が残ってしまう不思議。

 ラスト、まだアニメのオリジナルキャラであるフユキに拘っていたのが、何とも。
 それも、「三女自身はフユキの部屋の表札前を無表情に通り過ぎていた」のに、スタッフの側から「フユキの手紙が届いていた」というイベントを挟み込み、無理矢理 思い出させ感情変化を起こさせる強引さ。
 このシリーズをフユキで締めたいのであれば(本当のオチは保坂だったけど)、彼を もっと作品の中心に据えて物語構成を考えるべきだったろうに。
そこは躊躇い迷い、中途半端な扱いに終始しながら、未練がましく作品内にその残滓を示そうという姿勢には、感心しない。

 全体に、原作がしっかりしているせいか、キャラクターは面白く、コメディーとしても たまに笑える部分があり、全体に作画も良かったが、「目的の はっきりしないオリジナル要素」に足を引っ張られ、スッキリと混じりっけがなかった無印に比べると、評価は落ちてしまう。
 作品として、まだまだ続けられる内容だと思うから、スタッフを無印に戻して、あるいは総入れ替えで三番目の制作体勢を築き、もしくは反省を踏まえるなら『おかわり』スタッフでも構わないので、続編を期待したい。
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