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『今、私たちの学校は…』12.

 Netflixで配信されている、韓国産の連続ドラマ。
タイトルからは想像しづらいけど、ゾンビ物。
 いや、面白かった。
12話完結の短さ、個性的なキャラクターの描き方、それを容赦なく切り捨てていく思い切りにより、ダレることなく見終えられる。

 実写ゾンビ物で、学校が舞台というのは珍しい。
アニメでは『がっこうぐらし!』『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』なんかがあった訳だけど。
 学校は誰しも通った経験のある場所で、通常の教室、職員室、科学室、給食室、図書館、体育館など、性質の違う空間が多々あるため、シチュエーションごとに変化をつけやすい。
 生徒にしても、理数系、体育会系、委員長、オタク、イジメする側される側と、所属によって個性がある程度明確化できるし。
 考えてみれば、これまで余り使われなかった設定なのは不思議。
今作のヒットにより、後追いの企画が多数出されるだろう。

 12話、最後まで面白く見たけれど、斬新なことをやっているかというと、そうでもない。
かなり基本に忠実な作り(感染者の一部について独自の解釈はあるが)。
 ゾンビ発生で学校の殆どが感染者に埋め尽くされ、生き残った学生や教師が決死の戦いを繰り広げる。
心を通わせた友達や家族を次々喪い、彼ら彼女らが主人公たちを襲う側になってしまう悲しさ恐ろしさを感じさせつつ、それでも生きようとする物語。

 キーを握りそうなキャラが早々に物語から外れたり(死ぬ・ゾンビになる、ではなく、物語と関わらなくなる)、頼りがいありそうなキャラなのに突然呆気なくゾンビ化、かと思えば絶望的状況でも特に理由なく平気で生き残る者もいる。
 死を大きく扱われる・居なくなったことさえ気づいてもらえない、レギュラーでも扱いに壮絶な差があるのは違和感。
 特殊能力を得る者、得られない者の差は何なのか、ハッキリしなくてモヤモヤ。
 コイツに外で大きな音を立てさせて、その間に逃げればいいのに、といった、見ていて誰もが考えるだろう計画を誰も言い出さないのが不思議。
 展開に勢いがあるため騙され気味だけど、気になるポイントは結構ある。

 それでも国産のゾンビドラマ『君と世界が終わる日に』なんかとは比較にならず。
 『君と……』、「ゾンビ」を扱う作品として、主題に関しての真摯な態度が全然感じられない。
ストーリー・役者の演技・ゾンビの造形動作まで、「なんかこんなもんでエエんちゃう?」ぐらいにしか作られていない。
 韓国映像界の真面目な姿勢を多少は見習うべき。
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