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『王様ランキング』最終23話.「王様と太陽」

 残り話数ではとてもまとまりそうにない!と思われた物語だが、多数の伏線や未解決事項を残しつつも、一段落。
 ボッジ、自国の王座よりも友を選んだか。
いや、当初の気持ちはともかく、旅と戦いで成長を遂げたボッジにとり、父の後を受けて王位につくことは、最終目的でなかったのだろう。
実際、王としての業務をこなすボッジは楽しそうでなく(カゲがいないから、でもあろうが)。
 父の作り上げた王国をただ受け継ぐのではなく、父と同じく困難な道を切り開き、しかし誰も犠牲にせず、自分の王国を築く、というのは途方もなく大きな夢で、爽やか。
 「人たらし」ボッジであれば、すぐに臣下(友)となる人員は集まるだろう……ドーマスとホクロは付いて行かないのかな?ギガンはいずれ合流しそう。

 ボッス王国、ダイダを代理王として、ボッジが諸国武者修行の旅から戻ったら王位を返す、ということでも良かった気はするけど、それではダイダが軽んじられかねないか。
 ダイダの成長は、物語の大きなキーだったと思うので、割合と急激に人格を丸くされるのには若干違和感。
元々酷くねじ曲がった性格ではなかったのだろうし、ミランジョを愛することで満たされたのかな。
 そのミランジョも、許されて良かったとは思うものの、過程が急激。
彼女が行った非道、そのほとんどが「ボッスのため」であり、自身が良い思いをすることなどなかったのを思えば、彼女も被害者だと言えるかもだが。
 生きてきた年月はダイダよりも相当長いはずだけど、まるで同年代少女のように見える(容貌ではなく反応が)のは、彼女自身の人生がボッスのため尽くすだけになった頃から止まってしまっていたからかも。
 ミランジョには、この先に過酷な人生が待っているかもしれず、「簡単に許されすぎ」かどうかはまだ不明。

 ダイダの「代打」って、あんまりな名前だなあ、ボッジの代打として王位に就いたことを表してるのか、と思っていたけれど、力に目が眩んでミランジョを不幸にさえしてしまった父王に代わり、今度こそ彼女を幸せにする、という意味なのかも。

 キャラクター皆、強烈な個性を持ちつつ、一面的ではない魅力を有していた。
 ツンデレで大きな愛を擁しながらもすぐ死刑にしようとする、矛盾したヒリングが凄く好き。
女性キャラが少なすぎるこの作品において、堂々たるヒロイン位置に座する。
 さすがに続編ではボッジの恋愛対象が登場する……かな?
いやまあ「カゲこそ本当のヒロイン」というのも分かるけど。
普通に男性声だし、影として生きる呪いさえ解ければ美少女に、というのはなさそう。

 渾身の、本当に毎回驚くぐらいのクオリティを最後まで保った作画に、拍手。
 物語はもちろん、演出的にも優れ、あっと驚かされたり泣かされたりしたこと多々。
 このコストに見合う売上が見込める作品なのか、というところに不安を感じつつ、同じスタッフによる第二期の開幕を待ちたい。
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