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『図書館戦争』08.「策動セシハ手塚慧」

 まあ相変わらずというか、世界全体を包む状況や、手塚兄が抱く将来へのビジョン、それに反発するヒロインの気持ちなど、良くは分からない。
 武力闘争で戦死者を出したり、弾痕が点々と残る図書館から市民の足を遠ざけ、しかも それによる状況の抜本的打開がまるで望めないヒロイン側よりも、時間を掛けて力を手に入れ事態改善を図る…って事なんだろう手塚兄側の方に、理があるような。
 兄の何が良くないかというと、「ヒロインを陥れた」「会食の席で、ヒロインなど欲しくないと失礼にも明言した」「顔が悪役っぽい」など、感覚的な理由が多い。
双方、もうちょっと落ち着いて話し合い、互いの良い所を取り入れつつ理解を深めることは、出来ないモノ?

 そんな事より、ヒロインに対し、「か、勘違いしないでよね、アンタのためにやったんじゃないんだから。上官だから、職務だから仕方なく守ってやってるんだからね」とでも言いたげな態度を取る堂上に萌えるのが、正しい鑑賞態度かな。

 自分を騙していた男に対し、厳然とした態度を取り別れる柴崎。
その直後、特に感情を乱した様子が無く、「必要があるなら(誰とでも)寝られる」と平然と嘯く彼女に対し、「俺『も』一つグチを言うよ」と応える手塚は、柴崎の伺い辛い内面を鋭く読み取っており、意外な女性対応の巧さを感じさせてくれる。
 「出来れば晒したくなかろう弱い自分」を見せた柴崎への対価として、「大事な腕時計」を預ける手塚。
それに「質入れ」という散文的に過ぎる処分を施し、飲み代に換えてしまおうという柴崎は、やっぱり一筋縄でいかない強さを持っており、楽しい。
 …破壊したり どこかに捨てては取り返しが付かないが、質屋なら、あるいは状況や手塚の心境が変化した際、また質受けも出来ると考えて取った対応?
 そう考えても、まるでアホの子(「汚れていない」とも言え、それこそが多くの人の心を動かしていく要因となるのだろうけれど)のヒロインと違う「扱いづらさ」を感じさせてくれ、魅力的。
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