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オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

『マクロスFRONTIER』最終25話.「アナタノオト」

 物足りない部分はアリ。
 アルトが生きていたのは、まあ殺す訳もないのだし良いとして(それならミハエルも生きていて構わなかったろう)。
 大事件として引いてきたはずの大統領暗殺犯・レオンの始末が、酷くアッサリ。
現大統領(代理?)であり、しかも敗色の濃い戦闘の只中という極限状態にあるのに、クオーターからの言葉を受け、彼に銃口を突きつけたり出来るものだろうか。

 バジュラの事を、以前は「グレイス(含む科学者達)により作られた人工生命」だと考えていたけど、自然発生した「そういう生き物」なのね。
 集合体としてある彼らはともかく、多大な被害を受けた人類側は、彼らを受け入れられるのだろうか。
…かつて人類を絶滅寸前まで追い込んだゼントラーディーとでも上手くやっていく、適応能力の高い「プロトカルチャー」であれば、大丈夫なのかな。

 ??と思わされる部分はありつつ…
しかし、オリジナル『マクロス』劇場版に匹敵する、音楽と映像が融合して生み出す圧倒的な迫力と高揚感、音と動きで単なるストーリー以上の物を伝える「アニメーション」ならではのパワーが炸裂する後半の展開に、グウの音も出ないぐらい心揺さぶられてしまう。
 戦闘ミュージカルとでもいう圧巻のバトルを披露したのは、まずオリジナル『マクロス』だが、今でもそのトップを走るのはこのシリーズなのだと、知らしめてくれる。
 音楽の力で戦いの趨勢さえ変えてしまうのが この作品だけれど、そのパワーは見る者の心にまで届き、歌エネルギーの奔流に押し流される内、何だかもう細かい事なんかどうでも良くなって、シリーズ全体の印象が「傑作」方向に大きく押し上げられてしまう。

 ダイダロス…じゃないマクロス・アタックが見られたのは、懐かしくて嬉しい。
 この最終話は特に劇場版『マクロス』を下敷きにしている事が強く感じられ、オールドファンは単純に喜ぶばかり。

 飛び飛びで何話か見ていたけれど、後半はほとんど見ていないヨメが、「あの三角関係はどうなったの?男の子は誰を選んだ?」と聞いてきたので、「いや、ランカかなーと思うけどハッキリとは選ばず終わった」と答えると、「えー、こんなに話数かけて、それも決められなかったの?」。
 この作品は、それぞれ何かしら問題…素直に相手と心を通じ合わせられない理由を抱えた三人が、それを解決し(気持ちの上で乗り越えただけ?)、本当のスタートラインに着くまで、を描く話だったのかな。
 バジュラと共にある関係も始まったばかりだし、本当にまだ「これから」。

 新しいモノを見せつつ、旧来のファンに「これこそマクロス」と感じさせてくれる、気合いの入った面白い作品だった。
 劇場版、やるんだ。
オリジナルの劇場版のように、基本的にはテレビシリーズをなぞるのか、この後を描く内容なのか。
 良いものが出来ると、いいなあ。
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