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オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

『コードギアス 反逆のルルーシュR2』最終25話.「Re;」

 この物語を終わらすのには、いくつもパターンが考えられたと思うけど、その中で、最も良い・見る者が納得できる終わり方ではなかったろうか。
 スザクが爆死したと見えても、例えばカレンやC.C.が本編中で死んだとしても、そこで作品が終わるという気はまるでしないけれど、ルルーシュの命が失われた途端、「この後はもうエピローグだ」と感じられたのは、やはりこのアニメが彼の生き様を描く事をこそ、テーマにしていたから。

 ルルーシュは、頭が良いようで抜けていて、冷血だが情に脆く、目的のためなら手段を選ばない部分を持ちつつ常に迷い続ける、大きさと小ささと、嫌われても仕方ない汚さと憎めない愛嬌を併せ持つ、矛盾に満ちたキャラ。
 この作品は、そういう彼の人生を描いたものなので、「他のキャラの扱いがナイガシロ」とか「結構 描き残した部分がないか?」とか言っても仕方ない…んだろう。

 ルルーシュが死んで平和が来るのか、という所など、凄く疑問。
 生きて善政を敷き、世界を自ら良い方向に導けばいいのに。
悪逆非道な独裁者として人々の憎しみを集めるにしても、もっと長く(そこそこ長い?)その地位に就いてムチャしないと、市民から平和を強く求める気持ちが出てこないような。
 父皇帝のようになりたくなかったのだろうし、長期に渡り意図的に最悪の存在としてあり続けるのも、それはそれで大変だろうけど。

 のうのうとルルーシュが生き残ってしまうラストも見てみたかった気はするが、本当にやったら さすがに非難ゴウゴウだろうな。
 生存を許される分岐点など とうの昔に越えており、物語のオトシマエをつけるには、命をもってする他にない。
 出来る事はやり終えて、未来を託すスザクの心をギアスを使わずに縛り・彼も進んでそれを受け、妹が望む世界を確保する。
実に綺麗な幕切れだったと思う。
 兄の本心を知ったナナリーの、歪む表情と、魂を振り絞るような号泣の演技が素晴らしく、ちょっとホロリ。

 ちゃっかり生き残りヨメと子供まで得た上、日本代表みたいな顔をしている(事実?)扇が可笑しい。
 アーニャとオレンジ農園を営むジェレミア…こんな幸せそうな「その後」が見られるキャラだとは思わなかった。
 シュナイゼルはどうしたんだろ。
ギアスは、かけた主の命が消えても有効?
父皇帝が消えてもナナリーの目が開かれなかった事からすると、一度かけたギアスは解除されるまでずっと機能し続けるのかな。

 不平も不満も不可解もあるけど、見終えた気分は不思議と爽やか。
ルルーシュが遂げたのが、「志半ばでの無念な死」ではなかったから。
 彼が満足して死んだなら、それで全て良かろう、と思える、そのぐらいルルーシュが中心の作品だったんだなあ。

 苦しい部分もありつつ、常に次回を楽しみに待たせてくれる、パワーに満ちたアニメだった。
「この先」はもう無いのが、寂しい。
 いや、劇場版という話も?
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この記事のコメント

ギアスでいえば、アーニャのギアスが明確にギアスキャンセラーで解除するまで継続していることから、確実にかけたものの生き死ににかかわらず継続するようです。
2008-09-29 Mon 15:08 | URL | #-[ 編集]
 なるほど、そうですね。
 恐らく、ルルーシュは死ぬ前、「シュナイゼルはナナリーを一生補佐すべし」とかいう最後の命令を下したんでしょう。
「お前は今後の世界に必要ないから、オレが死んだら後を追って死ぬべし」かも知れませんが。
2008-10-06 Mon 11:52 | URL | 飛龍 乱 #-[ 編集]
シュナイゼルは他の王族と違って「ゼロ」に従え(ペンドラゴンではルルーシュに従えのギアス)のギアスですから、「ゼロ」を名乗るものにしたがうんじゃないですか?
そうなると100万人のゼロのパシリw
2008-10-07 Tue 15:39 | URL | とおりすがり #MpwxvkMQ[ 編集]
とおりすがり さん

 むう、例えばハロウィンとか仮装大会でゼロのコスプレをした人間が居たとしたら、シュナイゼルはその命令にうかうかと従ってしまう訳ですね。
「コーラ買ってこい!」とか。
 哀れな(笑)。
2008-11-08 Sat 22:27 | URL | 飛龍 乱 #-[ 編集]

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