オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

映画『キングダム 見えざる敵』

 衛星で放送された映画『キングダム 見えざる敵』を見る。
 『ハンコック』のピーター・バーグ監督作品。
 サウジアラビアで起きたテロ事件を捜査するため、FBI捜査官が現地へ向かう。

 冒頭のテロ事件描写、クライマックスの銃撃戦に、リアルな迫力があり、引き込まれる。
 サウジアラビア国内で、酷い制約を科され、自由な捜査が許されない様子も、面白い。
「コッソリ宿舎を抜け出した主人公が重要な証拠を掴み一気に事件を解決する」といった便利な「ウソ」が入らない、誠実な作り。

 自分は、サウジアラビア、という国について深い知識を持っているとは言えず、映画のタイトル部分で駆け足に歴史を物語ってはくれるが、十分に理解できたとは言い難い。
そういう人間でも普通に楽しめ、「ああ、そうなんだ」と思わせられる知識も得られ、アクションではハラハラさせてくれるので、エンターテイメントとして悪くない作りなのだと思う。

 サウジ側協力者とFBIの間に形作られる「友情」…とまで言えるかどうかは分からないけど…が嬉しい。
それでも、最終的に主人公が放つ言葉と、テロリストが残したメッセージは、重く厳しい未来を予感させる。
 FBI側が、もうちょっと「人間」として描かれていると、好みだったかなあ。
悪のテロリストを射殺して何の動揺もなく、極限の緊張状態下でも民間人を誤射する事などない、いかにもアクション映画の主人公然としていて、描こうとしている…と思うテーマからの乖離を感じてしまう。
 かといって、誤射しまくり、仲間はみんな死に、事件の解決さえ出来ずドス黒い怒りや憎しみだけを抱えて主人公が帰国する、といった無闇にシンドイ内容なら良かったかというと、そうでもないんだけど。
 難しいテーマを扱いつつ、面白い、なんて奇跡的なバランスの映画は そう多くないと思う。
「テーマ優先で面白くない映画」よりは、「エンターテイメント」の方が好きかな。
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