オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

『機動戦士ガンダム00 2nd season』06.「傷痕」

 カタロンの情報を話してしまったが故、自責の念に苦しめられる沙慈。
 彼を弁護するなら…まあ仕方がないというか。

 砂漠での行動に慣れているとも限らないソレスタルビーイングの一員(沙慈)に、気軽に車を貸してしまうカタロンメンバーも迂闊。
それでも、セルゲイ艦が偶然上空を通りかかりさえしなければ、何とか町まで辿り着けたのだろうが。
 セルゲイに発見されては、例え車に乗っていたのがカタロンの買い出し部隊であろうとも、拘束され、尋問から拷問(セルゲイはやらなくてもアロウズは遠慮しまい)の末、基地の情報を聞き出されていたろう。
 いや…カタロン構成員なら、逃げ切れないと悟った時点で自爆でもしたのかな。
ああ、外へ出る役割を現地人のみにしておけば、見つかっても さして怪しまれないか。

 元はと言えば、第一シーズン時の「組織の機密絶対厳守」という原則が、ソレスタルビーイング内部で守られなくなって来たのも原因。
以前であれば、まず「沙慈を船に連れ込ませない」対応だったろうし、乗せるなら「ソレスタルビーイングへの加入が条件」であり、仮に人道的見地から乗船させたとしても、沙慈が抱える事情(連邦から追われている?)まで考慮せず、ドコか適当な施設近くで速やかに放り出していたはず。
 カタロン基地に置いて行かれる事を、戦いへの参加を徹底して忌避していた沙慈が喜ぶ道理は無く。
連邦側の報道しか知らなかろう彼にとって、この組織なんか極悪無比のテロ集団かと。
 カタロンも、彼をどうするつもりだったんだろ。
いずれ、連邦非加入の国家、例えば姫様の母国へ送り届けてやる予定だったとか?
 そういう説明も、沙慈に していなかったのでは。

 現状、ロクな戦力を持たないカタロンは勿論、ソレスタルビーイングも一杯一杯な状態で、余計な乗員である沙慈になど時間を割く余裕がないのは当然。
 しかし、非戦闘員である沙慈は、カタロン基地に収容していた幼い子供達とさして変わらない存在で、戦士としての覚悟をただ求めても、無駄。
よく教え諭す、あるいは「無自覚に機密を喋る」人間として警戒して扱わなければ。
 ……というのが、沙慈を弁護する方向からの意見。
そんなに彼を庇う必要も無いけれど、自分が沙慈の立場なら、他に選択肢はあったのかなあ、とも思えて。

 沙慈には、後ろを振り返らず現場から逃げ出させる事も出来たろうが…上記の自分のようなウダウダした言い訳などせず、カタロンに戻り、正面から苦しみ、どこかへ向かい走り出す様を描こうとする制作態度は、「優しい」とさえ言えるもの。
 第二シーズンは、戦う術も能力も覚悟も持たなかった彼の成長物語、という位置付けにも。
 ルイスと最悪の「再開」を果たす彼は、トリガーを引き絞る事が出来るのだろうか。

 コックピット越しに言葉を交わしながら(イメージだろうけど)、アリーと戦った・追われた様子もなく何事もなかったかのように帰投する刹那に、驚く。
姫様を連れている訳で、その安全が第一であり、一目散に逃げ出した、という事だろうから、「随分 冷静な判断が出来るようになった」と言えようか。
 セルゲイからの心遣いに感謝しながら、彼の望みとは正反対の方向に進んでいこうとするソーマ。
軍から身を引いてセルゲイの養女になり「超兵」ではなく「人間」としての幸せを甘受する、という生き方もあろうに、不器用な事だけど、それが彼女の魅力、かな。
 ルイスを見るや、「乙女だ」とか妙な事を呟くアンドレイ。
ソーマに惚れてくれれば、スミルノフ一家の問題がキレイに解決すると思ったのに、上手く行かないもので。

 もう、出て来て何か言う度に笑ってしまうミスター・ブシドー。
回りも ちょっと持て余しているというか、「ハイハイ、もうアナタは好きなようにして下さい」扱い。
 いいポジションだなあ。
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