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映画『ウィッカーマン』

 衛星で放送された映画『ウィッカーマン』を見る。
 ニコラス・ケイジ主演。
 1973年に作られたイギリスカルト映画のリメイクらしいが、そちらは未見。
 行方不明になった娘を捜して欲しいという、別れた婚約者からの手紙を受け取った警官が、個人所有の島へと向かう。

 事故により目の前で亡くなってしまった少女の幻を何度も繰り返し見て、苦しむような人格である割に、とにかく非礼で乱暴な警官のキャラクターに違和感。
 事故死した少女と、行方不明の少女をイメージとして重ねようという演出意図があるんだろうけど、安っぽいショックシーンに使われた印象ばかり残って、「この少女だけは救ってみせる」とする動機付けには上手く結びついていない。
不明少女の正体(これも、何故まずこの可能性を考えないのか疑問なものだけど)が明かされると、事故死少女とはまるで違う価値が付加されてしまうため、更なるイメージ乖離を招いてしまうし。

 誰が見ても怪しい島の住人達、隠し事をしているのが あからさまな元婚約者から、事件の真相はいくつかのパターンが考えられたけれど…その中で最もありふれており、後味悪く、制作者の自己満足だけが強く感じられる謎解き。
いっそ「エイリアンによる誘拐事件でした」とか「事故に巻き込まれた警官が死の瞬間に見た幻でした」ぐらいの馬鹿オチにしてくれた方が、まだしも可愛げを感じられるぐらい。
 この警官がロクデナシに描かれている事でオチの理不尽さは弱くなり、しかし これもやむを得ない事かと世の無常感を受け取るには住民の生態描写が薄く…まあ、何がどうなろうと「どうでもいい」としか。

 ただの女教師に拳銃突きつけて自転車を強奪してみたり、問答無用で いきなり旅館経営者のオバサンをブン殴ってみたり、クマのぬいぐるみを着込んで全力疾走するニコラス・ケイジには笑った。
主演だけでなく、製作にも名を連ねているみたいだけど、一体この筋立てのドコに魅力を感じたのかニコラス。
 彼の そういう狂乱演技を見て楽しむには、良い映画。
 普通に考えると、見るだけ時間の無駄。
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