オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

『とらドラ!』09.「海にいこうと君は」

 レギュラーキャラ全員で、亜美の別荘へ。
 いつも馬鹿っぽい実乃梨が、相変わらず元気でアホな所も見せながら、しかしドキッとするほど真面目な、心の中心にある核のようなモノを感じさせてくれた。
 バカンス話に必要な要素である「恐がりのキャラ」描写から、青春時期故の不安や人生の味わいにまで、話を持っていくとは思わなかった。
それがまた、気恥ずかしくも心地良く、恋に向き合う真摯さを感じさせる真情の吐露で、そりゃもう満天の星の下 女の子と二人きりの時にこんな話を聞かされちゃ、相手が恋愛対象でなくとも「恋に落ちなければならないだろうドラマとしての必然性故に」と妙な義務感を背負ってしまうぐらい。

 元気少女・実乃梨としては、他者に安易に晒せない姿だったかと。
特別な場所・時の魔法もあろうが、竜児の事自体も「何でもないクラスメート」以上の特別な存在とは捉えているのか。
 それは…もしかして「親友である大河のカレシとして」という意味での特別さが大きいのかも知れないが。

 別荘のテラスで語り合うシーン、続く竜児と大河のカレー食シーンは、相当に繊細な演出が成されている。
 竜児と向き合って距離を取り座っている実乃梨、前後に重なるようにして体(足の裏と背中)を接触までさせる大河。
 同じアイス(味は違ったみたいだけど)を食べながら「うまい」「イマイチ」と感想が違う実乃梨、竜児が個人の嗜好に合わせて作ったカレーを付き合いで大河と共に本人まで一緒に美味しく食べる。
 星空の下でのファンタジックな非日常の雰囲気と、部屋の中で弛緩した・安心できる日常会話。
 ずっと先まで続いていく「日常」が見える相手との関係は、強固。
素敵なファンタジーが、一時的にはともかく、それにずっと勝利を収め続ける事は、難しい。
 漫画のセリフだけど、「一緒に朝飯を食べてうまいと思える相手であるかどうか、結婚にはそれが大切な事」。

 大河も、自分の心に気付き始めた様子があり、ちょっと切ない。
 故意に?馬鹿を晒す北村は、そういう大河の後押しをしようとしているのか。
今回ラストで起きたホラーな出来事も、彼が首謀者?
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