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『CLANNAD AFTER STORY』09.「坂道の途中」

 体調が悪化してしまう渚。
 そういえば体が弱く、そのため1年留年している、という設定だっけ。
普段は余りにもフツーに過ごしているため、忘れてしまいがちだけど。

 死を間近に控えた不治の病、ではない…のかな。
急激に悪くなって いつ死ぬか分からない、という程 酷い状態ではなく、しかし回復してまた元気になるのがいつになるという目処も立たない、なかなかに厄介な状況。
 渚が辛いのは勿論だろうが、ただ見ている事しかできない周囲も、心穏やかな訳が無く。

 「卒業」は、学園ドラマにとって最大のイベント。
大抵の作品ではこの時を物語のクライマックスと考え、引いてきた事象に(どういう形であれ)決着を付け、未来への展望を示して「完結」となる。
 このアニメでも、渚の病気イベントを片付けるべく、「一時は学校を休んでしまったが、後半は頑張って出席を続け補習も受け、ギリギリで皆と一緒に卒業を迎える事が出来た」とするか、いっそ「卒業式を目前に逝ってしまう渚。楽しかった・辛かった彼女との思い出を胸に、皆は『卒業』していく」というぐらいの終わり方になるモノかと。
 「渚だけが再度の留年、学校に残りまた三年生をやる事になった」とするのは、パターンに無く、もの凄く意外であり、衝撃。
 彼女を置いて卒業していくレギュラーキャラの心残り、簡単には言葉で言い表せない様々な思いが湧き上がってきてポロポロと涙をこぼす朋也…こういう形で視聴者の胸を揺さぶる「卒業」の描き方もあるのか、と、ただ感心。

 布団から差し出された渚の手を握る朋也は、相手を気遣うようにおずおずと、しかし彼女の小さな手を握り込む掌から「元気さ」を伝えようとするかのように強く力を込める。
朋也からのプレゼントの縫いぐるみに顔を押し付け、胸が一杯になって泣いてしまう渚の表情も、素晴らしい。
今回に限らないけど、作画が冴えてるなあ。
 老教師と悪ガキ二人のエピソードは、地味にツボ。

 これまでの積み重ねが生きた、良いお話だった。
 これで最終回だったとしても、不満がないぐらい。
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