オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

『ミチコとハッチン』07.「雨におちるモノトーン」

 感想を書くのが難しいアニメ。
 内容が難解だ、というならまだしも噛み付きようがあるけれど、そういう訳ではなく、話自体はむしろ分かりやすいぐらい。
 今回ミチコが、行きずりの男に惚れ、その邪魔だからとハナをバッシンバッシン顔など張りつつ買い物に出し、見るからにロクデナシそうな男に惹かれていく余り、ハナが命の危険に晒されていた事に関心すら向けず、買い物が出来ていない事を咎める。
…ちょっと見ると、ハナが最初養われていたクズ一家と さして対応が変わらず、「酷い」と思ってしまう。

 ミチコのハナへの愛情は分かるし、そういう気持ちがあっても嫁持ちの男に惹かれる弱さ・ダメさ・女らしさも理解でき、また相手(保護者)の酷い対応に正面から怒りをぶつける事が出来るハナは以前より幸せなのかとも思い、命を賭しても「勝つ」事でハナはこれから生きて行かざるを得ない厳しい世界へ対応する「成長」を遂げたのだ、とも思う。
 ハナは、ふらふらするミチコの行動やその問題を鋭く感じ取りながら、無自覚にそれを喚き立てたりせず、最終的にミチコを見捨てて出ていく(自分が離れる事での覚醒を促したかった?)。
今回は、「どちらが保護者か分からない」精神状態の有り様。
 単に「力」という点でも、失うものを持たない強味か、命を賭けて戦えるハナの方が「強い」のかも。

 大人の女、として振る舞うロクデナシ男の妻が、印象的。
腹の底に暗くて重いモノを抱えて交わす、彼女とミチコの会話には、ゾワッとさせられた。
 誠が無く、最後まで良い部分を感じさせてくれない男の造形も、上手い。

 …と、評価すべき所は多くあると思うんだけど、このアニメが好きなのかというと、どちらかと言えば「好きじゃない」。
 好きじゃなくても、文句を言うのが楽しい作品なら見続けて不思議ないが、これはそういうタイプでもなく。
 良く出来ているけれど、好きじゃなく、ちょっと見ているのがシンドイ内容ながら、引かれる気持ちはあり見るのを止められない。
不思議なアニメだなあ。
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