オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

『帰ってきたウルトラマン』29.「次郎くん怪獣に乗る」

 MXテレビで放送中。
『帰ってきた』は、リアルタイムで見た最初のウルトラシリーズだという事もあり、印象深い作品だが、今週放送されたこのエピソードも忘れられない一本。
 宇宙ステーションを貝殻に見立て、ヤドカリ状の怪獣がその中に潜り込み、地表に落ちてくるというアイディア。
それと、クラスメートの女の子が大事にしていた寄木細工の箱を無くしてしまった次郎少年のドラマが絡んで、物語は展開されていく。

 サブタイトル通り、怪獣に くっ付いた宇宙ステーションから出られなくなってしまった次郎が、その中で死の不安に怯えながら寄木細工の仕掛けを開けていく所や、その中に入っていた秘密のモノのイメージが独特。
 「あんなもの」大事にとって置いてどうするんだろ?と子供の頃見た時は思ったものだけど、今になると、味わい深かったり。
そういえば、次郎には母親が居ないんだよね。

 多分、そんなに深いテーマ性を持って作られた話じゃないと思うけど、読み取るなら、「考え無しの行動でも(だからこそ)、責任はついて回る」という事だろうか。
 次郎は、ふと興味を引かれて持って帰ってしまった寄木細工を、行方不明にする事から派生した事件で、命の危機に見舞われる。
 郷は、その寄木細工を開けるのに熱中する余り、隊長から何度も叱責され、大きな危険を冒して次郎救助に向かわねばならなくなる。
 また、怪獣ヤドカリンも、ふと目に付いた宇宙ステーションに潜り込んでしまったが故、特に危険ではないし人類への害意も持たない怪獣だというのに、割と悲惨な殺され方をしてしまう。
 話が逸れるけど、ヤドカリン、ちょっと可哀想だったなあ、宇宙に帰してやるだけでも良かったんじゃなかろうか。
『帰ってきた』の世界では、「怪獣=危険」という常識が浸透しているためか、行動や特性を見極めるより先に、「とりあえず怪獣は殺す」と決まっている様子。
まあ、それが現実的な対応だとは思いつつ。

 次郎が寄木細工を開けていく事で怪獣を倒すヒントを得る(ステーションから怪獣を追い出す、という思いつきも、関係しているといえば言えるけど)、中から出てきたモノがドラマを締めるのに有効なアイテムである、とかすると、もっとキレイに まとまった話だけれど、寄木細工自体はマクガフィンでも構わないぐらい劇中で有用に使われているし、「必ずしも全体が一つに融け合っていない」所が この話を自分が特別に憶えるに到った要因でもあるので、難しい所。
というか、こんな昔の話に今更どうこう言われても。
 寄木細工の持ち主である少女は、結構 可愛い子だったように憶えていたけれど、今見ると……
ここは、美化した記憶のままで良かったかなあ。
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