オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

『仮面ライダーキバ』最終48話.「フィナーレ・キバを継ぐ者」

 人間からファンガイアになって非業の死を遂げたかと思えば簡単な説明で生き返った(生きていた)、嶋とか。
目に不調を感じ、失明するのかと思われた名護だけど、別にそういう事はなく回復。
これで良いのなら、「実は深央も元気に生きてました」で構わないはず。
 物語の構成として、最も大きな仕掛けであったはずの「父と子を隔てる、時の壁」が、実に何気なくヒョイと越えられてしまい、しかもそれがストーリーのターニングポイントたり得なかったのも意外、というか拍子抜け。
 父と子、母と子、兄と弟、といった肉親のドラマは喰い足りず。
そういえば、「音也に憑依される(オヤジ側の遺伝子が強力に目覚めた?)渡」というイベントがシリーズの途中に入っていたけど、アレはどういう理屈だったんだろう。

 現在と過去の二部構成が この作品の最大の特徴。
それは凄いチャレンジだったと思うし、三十分で描かれる(二本一話の作りではあったが)ヒーロー物で、これほど複雑な基本構成を持った作品も、例がないだろう。
 ただ、残念ながらそれが「上手く行った」とは思えず。
 このシステムから効果を引き出すには、とにかくまず脚本にかける時間が必要。
一話ずつ、そしてシリーズを通しても、因果を結び伏線を機能させ原因と結果を「驚き」や「納得」を伴って視聴者に理解させる、論理的思考を得意としたライターに手掛けさせる事も。
…TVベースでそれを可能とする人間には、思い当たらないが。
 面白いキャラクターを描く、ノリが良い、パワフルである…という優れた特性は、この基本構成と相性が悪く、才能を発揮する足枷にすらなりかねず。

 『バック・トゥー・ザ・フューチャー』で、無責任投げっぱなしなラストには、笑ってしまった。
ここまでアホな終わり方をしたライダーも、珍しい。
 ラストシーンから逆に思い返すと、この作品は全編コメディーからギャグ、ドタバタの物語だったのか、とも感じられ、そう考えると細かい事に目くじら立てる必要はない……のかな。
 気持ちを切り替え、異色作続きの平成ライダーの中でも最大の異色作になりそうな新ライダーに、期待。
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