オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

『獣の奏者エリン』09.「ハチミツとエリン」

 結構長く感想を書いていなかったような。
 エリン母・ソヨンへの処遇は、悲惨そのものだった。
闘蛇は、その育成が主業務である村にとって、戦の主要武器として他国に用いている国にとっても、重要な生き物である事は分かるけど、ちょっと変な死に方をしたら育成担当者も死刑、というんじゃ酷すぎ。
その割に、担当者が十分すぎる報酬を得ている訳でも無さそうだし…他に食べて行ける方法があるなら、こんな厳しすぎる仕事、跡継ぎが居なくなってしまいそう。
 闘蛇の世話から引き離された事を、「ほっとした」というように表現するソヨンが、印象的。
仕事として信念を持ち闘蛇を世話しているように見えた母親だけど、心中は、「兵器として育てられる闘蛇」を割り切れないエリンと同じだったのか。

 処刑シーンの緊迫感、死をも覚悟して母の元に泳ぎ寄るエリンの気持ち、ソヨンが見せる今後に禍根を残しそうな闘蛇コントロール技術と、怒濤の展開は視聴者を引き込む迫力あるモノだった。
 子供が見るには悲惨すぎ、また理不尽な展開であったと思うけど…「世界名作劇場」にも こういう要素はあったからなあ。
 「あのお母さんはどうして殺されちゃったの?」と子供に聞かれたなら、分かりやすく説明するのが なかなか難しそう。
「そういう疑問を持ちつつ見てもらう」のも、子供向け(?)作品の大事な役割。

 エリン、何だかんだあっても結局は村に残って闘蛇の世話係として成長していくのだろう、と予想していたが、意外と村外で生きていく事になるのかな?
 落ち込んで泣いてばかりいるエリン、を見せられるのはシンドかったので、一気に作品の空気を換えるジョウンの登場は嬉しい。
彼は、ガサツな熊オヤジかと思えば、細やかな気も遣える男で、エリンの心を掬い上げてくれる。
 ジョウンの仕事である、「死」よりも「生」を感じさせてくれる蜂の世話が、これまでの物語と対になっているようで(穴倉と、陽光溢れる花畑、という背景イメージも含め)、上手い。
 今回は、女王蜂についてのウンチクが面白いし、巣分けを行う女王蜂とエリン母を重ねる構成も、巧妙だった。
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