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『ルパン三世vs名探偵コナン』

『ルパン三世vs名探偵コナン』

 無理な取り合わせだと思ったが、スペシャルの「お祭り」としては、悪くない仕上がり。
 TVスペシャルでは、ほとんど鋭かったり格好良かったりする所を見せてくれないルパンだが、「脇役」に徹する事で馬鹿さ・情けなさを晒さず終えられている。
盗みの肝心な部分を妙なものに頼っていたり、破ろうとした鉄壁金庫が結局は五ヱ門の力押しで何とかなってしまったり、(コナンのフォーマットに合わせる必要があるからだけど)敵が酷く小物だったりで、この筋のままルパン一本で作品にしていたら、いつも通りダメダメな内容だったろう。

 謎解きは弱く、『コナン』一本のスペシャルにしたとしても、物足りなかったかと。
 お馴染みの人気キャラクター達が1つの画面に総登場する、お祭りイベントがメインの企画なのだろうから、今回はストーリーに余り凝らず、簡単な内容に留めて正解だったのかな。

 ルパンとコナン、銭形と毛利探偵…といった組み合わせでの、会話が楽しい。
次元とコナンによるウソ親子の関係は、もうちょっと見ていたかったぐらい。
 不二子と灰原、ってのもあって良かったかなあ。
ラストで自身が語っていたように、年齢を戻す薬について不二子は凄く興味があろうから。

 スペシャル全体としては『ローマの休日』パターンで、ルパン側のベースとして『カリオストロの城』が入っている感じ。
 王女の姿に何かを思い出すルパン、という描写は、シチュエイション的な繋がりから『カリ城』クラリスの事だと思っていたけれど、ラスト、回想で、ほぼ映画のラストそのままの事情が語られていた。
『カリ城』以降の長編ルパンは、多かれ少なかれその影響下にあったものだけれど、こんなストレートに筋を使った物は珍しい。
スタッフが、素直にファンだったのか。

 次があるなら、まっとうに「ルパンから盗みの予告が出され、コナンが警備側に付いて対決する」ストーリーで見たいなあ。
 ただ、ルパンは怪盗キッドと ちょっと違うタイプのキャラクターなので、上手く絡ませられるかは分からないし、そんな知能戦を構成できるスタッフが居るかどうかが最大の問題。
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