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『とらドラ!』24.「告白」・最終25話.「とらドラ!」

 竜児母は、苦労を表に出さない大人な女性だと思っていたけれど、息子への気持ちが突っ走って見せる表情は、聞き分けのない子供のよう。
自分の傷から始まっていたとしても、子供のためになる方向へ思い込みが強いのだから、一般的には「良い母親」に違いないが。
 普段から少女みたいな女性だけど、実の両親の前では「親」の側面が完全に消えて、「娘」に戻ってしまう。
こうして見ると、竜児と居る時はまだ「母親」であろうとしていたのが分かる。
 自分達を捨てて出ていった男の子供である竜児が、大河の手をしっかりと握って走っていく後ろ姿を見送れた事は、彼女の育て方が間違っていなかった証明であり、欠けていた心の一部を埋めてくれる出来事ではなかったろうか。
 それもこれも可愛らしく、いいキャラだったなあ。
竜児が独り立ち(結婚して独立)していったら、再婚を考えないでもない…?

 竜児と大河の恋の結末は、見ていて ちょっと照れるぐらいストレートに甘々。
結婚、とかいう話まで暴走するとは思わなかった。
『耳をすませば』を連想してしまったり。
 学生時代の恋愛の脆さは、「自分達は大丈夫」と無邪気に信じられてしまう事の危うさに寄っている。
「でも、この二人なら大丈夫」と信じたい。
 卒業後、二人がどうなっていくのか…というのも見てみたい気が。
『CLANNAD』とは また違う、モラトリアム終了後のドラマになりそうで。

 気持ちを確かめ合った大河は、てっきり竜児の家に転がり込むものかと。
 この作品では、少女達が恋を知る事で、甘えたり弱くなったりするのではなく(弱くなる部分もあるけど)、しっかり顔を上げ、プライドを持って生きていく様が描かれた。
それはとても格好良いもので、見終えても気持ちが良い。
 ただ…これが強すぎると、年月を経て ゆり先生のようになってしまう「危険性」があるため、注意も必要。
竜児母のように成長するなら、まあ個人的にそれはそれで。

 崩れない作画と、高い演出レベルに支えられ、ファンタジーにも安易な「萌え」にもブレず、小さな恋の物語を描ききった力作。
 どのキャラも魅力的であったため、終わってしまうのは寂しい。
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