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『GUIN SAGA - グイン・サーガ』01.「豹頭の仮面」

『GUIN SAGA - グイン・サーガ』

 原作は、40巻ぐらいまでだっけな…既読。
 和製ヒロイック・ファンタジーが まだそう多くなかった79年、「全100巻」を宣言し、大河小説として刊行が始まった。
 不穏で異様な世界、鮮烈な魅力に溢れたキャラクター、心を掴まれる展開の面白さに、加藤直之(19巻まで)の素晴らしい挿絵が更なるイメージを喚起してくれ、熱中して読んだ事を憶えている。

 不思議な事だけど、大河作品は、巻数を重ねるごとに物語の進み方が遅くなる傾向にある。
光の速度に近づくほど時間の流れが遅くなるように…いや全然違うな。
 このシリーズも、昔なら一巻で済んだ内容を、二巻、三巻と伸ばし、「キャラクターの瞳の描写」だけで二ページ以上費やすようになったので、以前ほど本を読まなくなった事もあり、途中挫折。
 100巻を超えても完結させていない様子からして、作者、200巻とかそれ以上になろうとも終わらせる気はないな。
ファンにとっては、物語が続いていく間こそ嬉しいはずだから、勿論それはそれで良いが。

 アニメ。
 うーん、まあ普通。
一般ファンタジー・アニメの水準に照らし、決して低い出来ではないけれど、飛び抜けて高い訳でもない。
 奇襲を受け壊滅するパロの悲劇、姉弟二人きりで危険な森の中に放り出される双子の不安、グインの異容…どれも表し方として「普通」であり、「凄い」と感心までは出来ず。

 格好良く出て来たのに一発でやられ、無様に高所から落下するアルド・ナリス。
「超絶の戦闘力」を表したいのだろうが、敵兵を一撃で直立不動の姿勢のまま頭まで地面にめり込ませ、殴り飛ばした相手の鉄兜と樹木の摩擦で炎を起こすグイン(『北斗の拳』風)。
 ここいらは、狙って笑わせようとしているのかどうか。
 逆にグインの強さが伝わらないような…もうちょっと重厚な、真面目な演出がイメージだったなあ。

 アニメや映画により、「ファンタジー」というジャンルが かなり高いレベルでビジュアル化されている現在、このクオリティーで原作未読の視聴者を引き付けられるだろうか。
 ファンだった身としては、フクザツ。
 取りあえず もう少し見て。
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