オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

『亡念のザムド』04.「此の世に響く耳鳴りの数々」

『亡念のザムド』

 もう四話目だから今更だけど、MXテレビで放送が始まり、嬉しい。
PS3での配信、という変わった形の視聴方法しかなく、ハードを持たない人間には見る事が出来ず、ソフト化を待つのみかと思っていたため。
 そういう無茶を強行するだけあって、作画など画面クオリティーは高い。
「まるっきりのファンタジーではなく、現実と地続きのような部分も多いが、違う」世界観を徹底すべく、建物や乗り物からカップなど小道具まで、かなり拘って作り込まれていると感じられる。

 一話ずつの密度は薄いと思わないけれど、ストーリーの進行速度は遅く、四話目まで来ても、「具体的にどこを・何を目指している作品なのか」「どうなれば終わる物語なのか」分かり辛い。
いや、客を置き去りに全力疾走していくアニメよりは、ずっと良いが。

 こういう状態で、中心になるべきは「キャラクターの魅力」。
これが弱いのは、残念。
 混乱から、自分が背負った力と向き合おうとする主人公は、正統派な心の変遷だとは思いつつ、その切っ掛けとなる事件や変心具合が どうも段取りっぽく感じられ、感情移入度は低い。
 主人公に対し、必要な情報は与えてやれば良いのに なかなかそうしない船のクルー、特に、疑問に暴力で応える女船長には、キャラを立てるパターンだと思いつつ、余り好感を抱けない。
色々と世界への疑問を感じて見ている視聴者まで、「制作者が」突き放したように感じてしまうためか。

 文句を言いつつ、しかし、手を抜かず一生懸命作っている事が伝わって来て、つまらないとは思わず。
 『ナウシカ』『ラピュタ』等 宮崎作品に似たシチュエイションやデザインが出てくるのは、意図してなのかな。
 まだバラバラの物語ピースが一つになり、盛り上がっていく事を期待して、見続けたい。
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