オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

『けいおん!』最終12話.「軽音!」

 風邪を引いてしまい、なかなか復活できない唯。
前回のステージでは練習しすぎで声を嗄らしてしまうし、毎度何かトラブルを持ち込んでしまう娘だなあ。
 …という事への自己反省も きちんと成されている丁寧さが、嬉しい。
 慌てて家を駆け出す唯が、コケかけるけれど足を踏ん張って転ばない所、トモダチとステージが待つ学校へと急ぐ今の充足感……第一話からの変化と成長を気持ち良く伝えてくれる、構成の巧さが素晴らしい。

 唯は別段「心の内に空虚さを抱えている女の子」ではなかったし、軽音部の面々も深刻な仲違いを経て絆を固めるようなイベントがあった訳ではない(軽いタッチでは、あったけど)。
 このステージに特別な何かが係っている訳ではなく、成功しようが失敗しようが、彼女達の何が変わるとも思えない。
 それでも、皆が揃っての演奏は心地良く、うっかりすると涙腺に来そうになってしまう盛り上がり。

 音楽のパワーは、凄いなあ。
 アニメに出来て漫画に出来ない事は、動きと音の演出。
 例えば割と しょうがないアニメであっても、音楽で ぐわわっと盛り上げれば、何だか感動的なシーンに思えてしまう。
ましてや出来の良いアニメであれば、音楽を乗せる事での破壊力は数倍、数十倍にも増幅される。
 音楽の強力さが伝わってくるのは、この作品が、テーマを中心に上手く構成できているという事。

 姉に変装する憂の違和感無さに、ビックリ。
ちょっと音楽に対する才能がありすぎる、と思える演奏の腕前に、またビックリ。
 これまで、何故 妹は軽音楽部に入らないのか、姉が大好きなのだし、一緒に部活をしたいと思って当然そうなのに…と思っていたが、もしかしてこの「才能」がネックなのかな。
 同じ部に在籍し、他者から姉妹の才能を比べられる、あるいは同じ土俵上で「姉より自分の方が優れている」と理解するのが「嫌」なのかも。
 いや、家事一般も勉強も日常行動も、全てダメダメな姉より自分が優れている事は知覚できているはずで、今更か。

 終わりと思えば、次回、オマケがもう一話。
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