オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』16.「内なる敵」

 映画ではもちろん触れられず、このテレビシリーズでも故意に避けられてきた部分へと、触れるエピソード。
 「クローン兵達は、戦って死ぬためだけに生み出された自分達を どう思っているのか。共和国の人民を守るためとはいえ、こんな非人道的なクローン生産を止めるどころか、作られた自分達ばかり前線へと向かわせるジェダイを、怨んだりはしていないのか」。

 当初、クローン兵は、成人し完成した戦士の姿で作り出され、戦いに必要な知識だけ脳の中にポンとインプットされて、ロボトミー手術的なモノにより反抗する力を消去された上で、輸出されているのかと思っていた。
 かなり自由意志が残されていたんだなあ。
 いや、敵側の手に落ちた際、手術等により非情にも「自分は何者で、何のために戦うのか」考える能力を「回復させられて」釈放、という事があったのかも。

 この話の中で反抗兵士は、クローンの兄弟達をも危険に晒す行いをした、と責められていたが…
一人で軍を離れ通商連合側に付く、あるいは戦闘参加拒否を兄弟達に呼びかける、兵役拒否権をも含めた人権の付与を求める、といった反抗だった場合、ジェダイはどうしたのだろうか。
 口封じに殺す、不良品として返品・分解処理してもらう…のはあんまりだから、発言を一切封じた上で どこぞの惑星に隔離、ぐらいかな。

 共和国側も、通商連合と同じようにドロイドの大量生産施設を持てば良いのに。
まあ、この世界ではドロイドも、ある程度 人権を持つ者が居るみたいだけど。
 クローン兵が抱える問題について、様々なメリット(市民の人命を失わずに済む、訓練された兵士を ほぼ無制限に補充できる、等々)の前に目をつぶってきた「自由と正義の守護者」ジェダイが、その強烈な しっぺ返しとして『Episode3』では、皇帝により予定された兵士の反乱のため(自由意志を認められないクローン兵だから起きた事態でもあろう)、ほぼ壊滅状態に陥ってしまう、と考えると、シリーズの大きな悲劇は ここにも仕掛けられていたのだと思え、味わい深い。
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