オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』

 衛星で放送された映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』を見る。
 うっかり劇場公開を見逃してしまい、今に至っていた作品。
 前作『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』のストレートな続編になるのかと思えば、世界観の違う平成ウルトラシリーズを昭和シリーズと同居させるためだろう、パラレルワールド物に。
『超時空の大決戦』と近い印象。

 テーマとしては、「夢を忘れなければ、いつかウルトラマンになれる(夢が叶う)」といった所だろうか。
 「へぇ~、この映画の舞台は『ウルトラマン』がテレビ放送されただけで、実在はしていない世界なんだ」と思って見ていたけど、それはつまり「自分達が居るこの世界」の事。

 とにかく、話は無茶の連続。
細かい事を置いても、本来 感動に到るはずのクライマックスまで無理が多量に生じており、素直に盛り上がれない。
 「人間に影の部分が有る限り何度でも甦る悪の総合体」は、どちらかというと『ライダー』のショッカー(もしくはブラックゴースト)的。
 技術的にも演出的にも頑張ってはいたけれど、CGによる超巨大怪獣へとウルトラマン全員で挑みかかるバトルは、基本的に前作と変わらず、うーん。

 でも、好き。
 昭和ウルトラマンの各員が、ヒロインと所帯を持ち、幸せに暮らしている様子にはホロリ。
 特に、『帰ってきたウルトラマン』で、悲劇的な幕切れを迎えた郷 秀樹とアキが、異世界では結婚し、子供まで儲けている様子が胸に染み、ほろほろと泣いてしまう。
 そのエピソード「ウルトラマン夕陽に死す」を、最近 見直したけれど、敵宇宙人が それらしいテクノロジーなど何も使わず、普通の車を用い、撥ねたり走行中に突き落としたりする事で坂田兄妹を殺すのが、今見ても恐ろしくリアルでショッキングだった。
ウルトラヒロインズの中でも、主人公を愛する気持ちは一番強かっただろうアキが、意味も分からず突然に命を奪われてしまい…心残りを思うと、もう可哀想で可哀想で。
 そんな彼女の幸せそうな笑顔には、救われる想い。
 コレだけで、この映画は全部許せる。

 またタロウ・篠田 三郎の出演がならなかったのは、残念。
『メビウス』には出演していたのだし、レオや80も出して欲しかったなあ。
 シリーズの共演俳優さん達が、チョイチョイ顔を見せてくれ、懐かしい。
逆に、もう出演が叶わない人達の事も思い出されてしまうけど。
 お爺ちゃん達は(お婆ちゃんも)、いつまで出演してくれるか分からず、元気な内に その勇姿を出来るだけ多く、刻み付けておいて欲しいもの。

 チョイチョイ挟まれるコミカルなネタ(『帰ってきたウルトラマン』の呼び方とか)は、ヒット率が高く、笑ってしまう。
 主人公達の捉え方に、「それはないだろう!」と不満を感じさせられる部分がないのは、嬉しい。
 欠点はあるが、それでも、ウルトラマンってイイなあ、と感じさせてくれる映画。
 更なる続編の制作を、楽しみに待ちたい。
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