オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

『涼宮ハルヒの憂鬱』22.「涼宮ハルヒの溜息 III」

 ここのところ、特に不思議な事はなく、普通に「無茶な女子高生が主導する自主制作映画の風景」が展開されてきたため、それはそういうものとして楽しくはあったけれど、『ハルヒ』としては……と思っていたが、今回は、ならではの魅力あり。
 そういえば、前放送第一話で完成したフィルムを見せられた際、みくるの目から何か出たように(ダメダメの特撮とは違う表現で)見えた所、その直後、長門がハルヒの制止も振り切って みくるに暴行を振るう所など、何故そんな事になっているのか疑問に思ってきたが、なるほど、こういう裏側があったのか。

 「目からビーム」は、最初、「みくるが未来から持ってきたコンタクト型のオーバーテクノロジー・グッズで、キーワードを唱える事により光線を発射する」モノかと。
 でもまあ、いくら彼女がポーッとした性格だとはいえ、未来に関わる事柄については厳しく自制している(脳に処理が成されている?)訳で、迂闊にそんなモノを持ち出すはずはなく。

 ハルヒ、そこまでの力を持ってるんだ。
神に等しい、というか神そのものの力を持っている事になっていたが、このぐらいの切っ掛けで こんな無茶な願望の通し方をするとは。
 もうちょっと長くストレスを溜め込む事により、初めて、彼女の中の「常識」枠を越えて力が発動してしまうものかと。
 この程度で無意識起動してしまう力なら、「学校内で異端視されている」とか「(ハルヒの認識上)特に面白味の無い日常が続いている」という時にも、大きく現実を改変してしまいそう。
いや、異端視されている事自体は、別に不満でもないのかな。
面白くない日常が続いていても、「そういうものだ」と受け入れてさえいれば、何も起きないだろうし。

 今回は、映画撮影という高揚した精神状態にあり、しかもSF?ファンタジー?が入ったデタラメな物語を紡いでいる最中であって、「常識」のストッパーが緩んでいたのか。
 劇中で言われていた通り、彼女は常識人だが、それだけで収まらず、イレギュラーも発生しやすい複雑な心の有り様をしているからなあ。
なかなか、事後の理解ならともかく、能力発動時期の予測は難しい。
 ハルヒならずとも、普通の女の子だって、ウチのヨメでさえ、切っ掛けが見当たらず急に怒り出したり果てしなくゴキゲンだったりする訳で、単純な男に女性の内面が読めないのは当たり前。

 キョンを身をもって庇う長門が、可愛い。
勿論、キョンを喪う事により彼女のハルヒ観測任務に支障が出る事を恐れた、という部分はあろうが、個人的なキョンへの好意も混じっていると思え、感情的反応を ほとんど見せないが故にその境界線が不明確で、魅力。
 穴の空いた彼女の掌から血が出ていないのは、高熱で焼かれたからなのか、普段見えない体の内側は人間と別の組成になっているからか。

 ストレスにやられて撮影をズル休みしようとする みくるが可哀想で、可笑しい。
任務から逸脱した行為だと思うけど、もう限界だったんだろうな。
 確か完成映画には、喋る猫が出ていたと思うけど、その辺りの謎解きも順次されていくのか。
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